織り込みが美しすぎる!意外な組み合わせで夏にピッタリな超バリバリ食感のデニッシュ&サクサクにモチモチ?進化系塩バターパン
パンを愛し、その道を極めるパン職人が認める「極上のパン」を、数珠つなぎで紹介するのが「絶品パンリレー」。今回は、夏にぴったりなパンと、進化系塩バターパンを紹介します。
美しすぎる!台湾人店主が手がけるパンはザクザク食感が要
愛知県・東郷町の「パントリコ」の店主・服部絢子さんが、最近食べて感動したパンを尋ねました。
(パントリコ・服部絢子店主)
「日進市『ブレッドイワサキダイ』の『ピスタチオパイン』。見た目がとても美しい、夏に向けて食べたくなる爽やかな味わい」
「ブレッドイワサキダイ」は、愛知県・日進市内にあります。ショーケースには独創的で華やかなパンが並ぶ中、特に目を引くのが、折り込み模様が美しいデニッシュパン。見た目だけでなく、バリバリとした食感も魅力です。
そんな上質なデニッシュを作る技術を持ちつつ、形や味付けなど、独創的な発想のパンを生み出すのが、6年前に台湾から来日した店主の楊達さん。今回推薦された「ピスタチオパイン」も、デニッシュ系のパンです。
使うのは故郷の食材!意外な組み合わせで夏にぴったりなデニッシュパン
「パントリコ」の店主・服部さんが推薦するのは、流れる層がくっきりと浮かんだ「ピスタチオパイン」。その感動したポイントを伺いました。
(パントリコ・服部絢子店主)
「ピスタチオとパイナップルが入っていて、パインの酸味もまろやかになって、合うんだなと。初めて食べた組み合わせでした」
ピスタチオとパインという斬新な組み合わせ。使用するのは、フレッシュな「台湾パイン」です。
(ブレッドイワサキダイ・楊達店主)
「砂糖とハチミツで漬けます。砂糖漬けの方が、フルーツの味が残る」
「ピスタチオパイン」は、砂糖漬けの台湾パインと濃厚な自家製ピスタチオクリームが、デニッシュ生地と交わることで、未体験の味わいに。今までにない斬新な一品です。
既存の形にとらわれない!パン職人の夫婦がオープンしたベーカリー
「ブレッドイワサキダイ」の店主・楊さんが、最近食べて感動したパンを尋ねました。
(ブレッドイワサキダイ・楊達店主)
「『エラブレッド』の『塩じゃがぼー』。すごくおいしかった!色んな食感がミックスされて、最高です!面白い!」
推薦された「エラブレッド」は、岐阜県・大垣市で2023年にオープンしたパン屋。パンを作るのは、小出塁さんと小出実穂さん夫妻です。開店から半年ほどで超人気店になった理由は、「ERA(時代)」の名の通り、既存の形にとらわれない、時代のニーズに沿ったパンを提供しているから。
(エラブレッド・小出塁さん)
「修業時代でも毎月、新商品を作っていた。僕のこだわりが強すぎるのかも。(実穂さんと)バチバチするときはある」
パンへのこだわりが強く、衝突も多い2人。しかしその分だけ、お客さんからの評価も高く、全てのパンにファンがいると言っても過言ではありません。
サクサク!モチモチ!様々な食感が一度に味わえる進化系塩バターパン
今回推薦された「塩じゃがぼー」は、生地の中に大きな有塩バターを入れた、塩バターパン。見た目はシンプルですが、軽くトーストすると、外がサクサク、中はもちもちに。さらに、有塩バターがジュワッとあふれ出し、一口で様々な食感が楽しめます。
(エラブレッド・小出塁さん)
「ジャガイモをマッシュしたペースト。(生地の割合は)小麦粉6、ジャガイモ4。ジャガイモのデンプンでもっちり」
生地にジャガイモをたっぷり入れることで、デンプンならではのもっちり感をプラス。まさに進化系の塩バターパンです。
プロが認める味、あなたも一度試してみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」6月25日放送より