ドラ1中西聖輝!掌で深く握ることを強みに『勝ち』がモットーの投球で最多勝を狙う!
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム
2025年のドラフト1位で、高校、大学と日本一になったゴールデンルーキー中西聖輝投手がついにベールを脱いだ。2月15日、ドラゴンズのキャンプ本拠地であるAgreスタジアム北谷にて初の実戦登板で、練習試合横浜DeNAベイスターズ相手に1回無失点三者凡退で抑えるという堂々たるピッチングを見せ、スタンドは拍手喝采で華々しい幕開けとなった中西投手。ここからさらに本格的な実践が続いてどんなピッチングを見せてくれるか期待が高まる中、同じ背番号11を背負った者としてレジェンド入りした川上憲伸氏が一問一答のインタビューで素直な気持ちや、熱い目標に向けて迫っていく。
初キャンプで感じたことは…『高橋宏、金丸投手はひと味ふた味全然違うボール』

まず初めてのキャンプの率直な感想について中西投手はこう答える。
中西投手「大学・高校時代と違ってプロのレベルの中で野球をやる中で、少し力んでしまったり色々あるが内容に関しては非常に充実した状態」
川上氏「沖縄の感想とかは?」
中西投手「沖縄の感想になるかわからないですけど、沖縄に来てもファンの数が多い。中日ドラゴンズはすごいと思います」
川上氏「中西効果ですよ」
中西投手「そんなことない笑」
川上氏「これだけのファンに見られることは、学生時代なかったと思うんですよ。自然と力んだりとか?」
中西投手「そうですね。映像を見ても『こんなに投げなくていいやろ』と思うくらい自分自身、腕を振っていたりするんで早く慣れないとなと思ってます」
川上氏「僕もそうだったんですけど、最初はコーチに『絶対全力で投げるな』とか『自分のペースでやれ』とか言われたんですけど、すごいピッチャーが隣にいたらどうですか?」
中西投手「自分のピッチングに集中したいけど、僕もファン目線というか、いち見学者として隣のレーンを見てしまう。絶対目に入ります」
川上氏「金丸夢斗投手だったり、高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)投手この二人の存在はどう映っている?」
中西投手「やはりひと味ふた味、全然正直違うボール。煽られて煽られて追い付こうとするけどやっぱりまだ僕のレベルでは無理」
川上氏「金丸投手は1歳しか違わないけど、先輩でありながら友達という感じも?」
中西投手「2人とも日本代表を経験しているし、もっともっと聞けるところは貪欲にいきたい」
キャンプで見つけた課題と川上氏から見たストロングポイント

このキャンプで先日行われたライブBPという実践形式の練習では、打者5人に対して2四球とコントロールを乱す場面もあった。そんな経験を経た本人の手応えから今抱えている課題について川上氏が迫る。
川上氏「この時期の出来としては、想像通り?」
中西投手「想像よりはやっぱりまだ少し足りていないところが多いですけど、課題がハッキリしたので良い感覚が増えてくるんじゃないかなと僕の中で兆しが」
川上氏「その課題を教えてください」
中西投手「本当にフォーム的なことなんですけど、幅が広いというか横に広がって投げるのが悪いクセ。力が入れば入るほど、速いボールを投げたいときになってしまう。コーチに言われて思い出せたので、そこを修正すれば良くなるかなと」
川上氏は中西の投球をどう見たのか
川上氏「基本器用な投手だと思う。手の使い方は独特な使い方をしている。でも、器用って時には弱点。器用すぎてミスが起きることもある。中西投手が自分の改善方法としてコーチにアドバイスをもらったとか、それを次に向けて改善していくところはこの話を聞いただけで安心できる。あとは、投げ込んでいって下半身が仕上がってくると『それはもう!』という感じになりますよ。あと、ピッチングの技術というか、ボールの握りが深い。手のひらでストレートも握る」
中西投手「僕が野球を始めたときからグッと握ります。でも、色んな人に意見もらった時に一緒の人がいないので、どうしようかそこも工夫しているところ」
川上氏「プロ野球ってうっとうしいんですよ。気にしないといけないことが増えるんですよね。当然クセだったり、握りだったりとか。深くボールを握っているのは、逆に有利な方だと思う。ストレートに比べて、変化球で握りが深くなる投手がいるのでボールを深く握ることは強みだと思う」
モットーは『勝つ!』こと、1年目から狙っていくタイトルは…

川上氏を筆頭にドラゴンズで受け継がれる名投手の番号、背番号11を背負ってプロ1年目のシーズンへ挑む。その中で、狙っていくタイトルについて中西投手は語った。
川上氏「ドラフト1位ですごく期待されているっていう意味では、タイトルを狙って行ってもいい」
中西投手「そうですね、僕のモットーとして『勝つ』っていうのがあるので、最多勝を獲りたいと思います」
川上氏「1年目から、すごい目標だったりタイトルをとりにいく目標設定を持っていいレベルのピッチャーだと思う」
中西投手「死に物狂いで必死に食らいつこうと思います。頑張ります!」
力強い良い言葉で、『勝ち』を第一目標とするプレースタイルで目標を宣言する姿は、1年目とは思えぬ頼もしさを感じた。しかも、ただビックマウスという訳でなく、その裏には高校、大学と日本一をもぎ取ってきた実績に後押しされる強い自信のようなものも感じた。負けん気の強さも感じるなかで、川上氏とのインタビューではクレバーにアドバイスを受け取って成長する姿勢も見受けられるのでプロに入っての飛躍がますます楽しみでもある。オープン戦、開幕ローテ入りへと期待がかかるが、中西投手らしさを存分に発揮してチームを勝ちに導いて行ってほしい!頑張れ中西投手!
澤村桃










