イワシの煮つけに、あの“タレ”をいれるとおいしい!?我が家流がいっぱい詰まったカゴ中調査
買い物中やレジで精算が終わった後の袋詰めで、ふと気になる他人のお買い物。スーパーで買い物を終えた皆さんのカゴの中を見せてもらうのが「スーパーでカゴ中大調査」です。
今日は何を買いましたか?その食材で、何をつくりますか?名古屋市千種区にある「覚王山フランテ」で調査しました。
週に2回作る自慢の「イワシの煮つけ」にはある隠し味が…!
母と娘の親子で買い物に来た2人の精算後のカゴには、イワシの切り身や鶏のささみ・ミニトマトなどが入っています。何を作るのか聞いてみると、今夜はイワシの煮つけをメインにするといいます。しかも、イワシの煮つけは週に2回は作るほど家族のお気に入りメニューで、とびきりの“マル秘レシピ”をお持ちとのこと。娘さんの鶴の一声で、お宅にお邪魔できることになりました。
岩田家は、3人暮らし。奥さまの喜美さんが、さっそくイワシの煮付け作りに取り掛かります。煮汁にはまず料理酒とみりん。その他に入れたのは…。
(奥さま・喜美さん)
「こちらはハチミツです。うちはお砂糖じゃなくてハチミツを入れます」
そして麺つゆ、顆粒ダシ、ショウガ、最後の味の決め手が意外なものでした。
(奥さま・喜美さん)
「焼き鳥のタレ。焼き鳥を買ったときに残ったタレです」
これが岩田家の“我が家流”!一度やってみたら味にコクが出て、それ以来続けているという残り物の焼き鳥のタレ。豪華な味付けの煮汁にイワシを入れて、火が通れば、週に2回はつくるイワシの煮つけの完成です。
甘辛く仕上がった特製のイワシの煮つけは、家族にも大好評でした。
ホイルで“焼くだけ”せいろで“蒸すだけ”の、おいしい&簡単料理!
一人で買い物に来ていた女性は、鮭の切り身やブナシメジ・もやし・トウモロコシを購入。鮭のホイル焼きとせいろで蒸し野菜、どちらも簡単手間いらず、セットして火にかけるだけのメニューです。ぜひ、料理を見せてほしいとお願いし、お邪魔しました。蒲池さんは、おばあちゃん・娘さんと猫の3人暮らしです。
鮭のホイル焼きは、鮭の切り身・玉ねぎ・キノコ類などを入れ、レモンと塩コショウで味つけ、バターを入れたらくるんで焼くだけ。次は野菜のせいろ蒸しです。
(奥さま・蒲池さん)
「簡単だしヘルシーだし、そういう理由で(せいろ蒸しを)やっています」
買ってきたトウモロコシ以外にも、カボチャ・レンコン・サツマイモなどをせいろに入れたら、あとは蒸すだけ。しかし、オクラだけはおばあちゃんのこだわりがありました。
(おばあちゃん)
「色合いを考えると、後から(せいろに)入れたほうがキレイだから」
これが“我が家流”!オクラは蒸すより茹でると、色が鮮やかでシャキシャキ感も残るとのこと。確かに出来上がりがキレイでした。おいしいのに簡単なお料理で余った時間を活用するのが奥さまの蒲池さん。根菜の煮物や長芋のグラタン、合計4品をつくりました。
砂糖の代わりに“煮切りみりん”で作る「上品な肉じゃが」
肉じゃがを作るために国産のお肉を買っていたのは、一昨年結婚した夫婦。他にみりんや豆乳を買っていましたが、みりんにはちょっとしたこだわりが。砂糖の代わりに「煮切りみりん」で、色々な料理を作ると聞き、お邪魔させてもらいました。
「煮切りみりん」は、本みりんをフライパンや鍋で沸騰させて1分ほどアルコール分を飛ばしたもの。甘さと旨味が大幅にアップするのだそうです。
(奥さま・麻結美さん)
「風味豊かで、ヨーグルトにかけてもおいしい」
こちらのお宅の“我が家流”は、砂糖の代わりに煮切りみりんを使うこと!油・砂糖は使わず、塩も最低限のみ。その代わり料理酒は多めにするのが奥様流です。甘酒と煮切りみりんを入れるとコクが出るとのこと。さらにだしと少量の醬油を入れ、火が通ったら完成です。
続けて、かぼちゃの煮物も煮切りみりんで作りました。上品で優しく、食べやすい甘さになるとご主人にも好評でした。
カゴの中には、それぞれの家にある“我が家流”が詰まっていました。
CBCテレビ「チャント!」9月5日放送より