ソース×豚魚スープで“お好み焼きラーメン”が誕生!?人気ラーメン店の店主がイチオシのラーメン店をご紹介!
人気ラーメン店の店主イチオシのラーメンはうまいに決まっている!人気店主がイチオシする店で数珠つなぎをしていくと、どんな店が出てくるのでしょうか。名店は名店を呼ぶ!店主が認める“あの店のあのラーメン”をリレー形式でご紹介します!
「味の構成を計算」真イワシの平子煮干しを使った珍しいラーメンとは
愛知県みよし市にある「手もみラーメン 来楽軒 みよし店」からスタート。水越将樹店主が認めるラーメンは、「らぁ麺 蒼空」の平子中華そば。
(手もみラーメン 来楽軒・水越将樹店主)
「平子がポイント。抜群においしい。味の構成が計算されたラーメン」
ということで、名古屋市天白区の「らぁ麺 蒼空」へ。
外山剛史店主は、弁護士を目指していましたが36歳で断念。その後、元々好きで食べ歩きをしていたラーメンの道へ入るべく、らーめん塾の門を叩きました。
そこで開業の基礎知識やラーメン作りの技能、繁盛店にするための心得など極意を学んで、2017年に念願の店をオープン。
今や女性客からも人気の行列店になりました。
「らぁ麺 蒼空」の店主がポイントと言っていた「平子」とは、一般的な煮干しよりもかなり大きめの真イワシの煮干しのこと。
外山さんが店を始める際、東海圏に平子煮干しを出汁のメインに使うラーメン店がなくウリになると考えたと話します。
食べてみると、イワシがガツンと来るスープは、あっさりした旨味のある優しい味。大量の平子煮干しと少量の昆布、干し椎茸などでコクを計算しています。
麺は製麺所に発注している全粒粉入りの中細麺。チャーシューは、香り高い燻製の焼き豚をトッピングしています。
これからの時期は塩味がキリっとした冷やしラーメンもおすすめです。
ハンバーガー味のラーメンも?独創的な組み合わせの限定麺
そんな「らぁ麺 蒼空」の外山さんがイチオシのラーメンは、「拉麺mellow」の限定麺です。
(らぁ麺 蒼空・外山剛史店主)
「“こんなラーメン誰も作れないよ”っていうラーメンを形にして、間違いない味で仕上げてくる。エビチリのつけまぜそばや、ハンバーガーの味のラーメンなど。天才です」
ということで、名古屋市緑区にある「拉麺mellow」へ。
古澤友佑店主は、2012年に長久手市でラーメン店をオープン。看板メニューはつけ麺やまぜそばで、「究極のラーメン2022東海版」のMIX部門で1位を獲得するなどの実力店です。
2022年4月に、新たに緑区でこちらの店を開きました。オープンして間もないのにすでに大人気です。毎週月曜日にその日だけの限定麺が登場します。
古澤さんは、ラーメン以外にもいろいろ食べ歩きをしており、おいしいと感じたときに“麺と合わさってもおいしいのではないか?”と考えながら常にアイデアを探していると言います。
「らぁ麺 蒼空」の外山さんのイチオシは限定麺ですが、この店のこだわりを語る上で外せないのが看板メニューの「豚魚そば」です。
豚骨魚介だしは、27時間かけて炊き続けるこだわりのスープが特徴。
時間差でだしの食材を入れ弱火でじっくり煮ることでそれぞれの旨味を最大限に引き出し、最後に強火で一気に濃度を上げて仕上げます。
食材を加えるためだけに深夜に起きるほどのこだわりようです。
お好み焼きがラーメンに!?他では食べられない逸品に
そして古澤さんが次に考えたのが、自慢の豚骨魚介だしを使った限定麺、お好み焼きのラーメンでした。
まず、どんぶりにソースを入れ、豚骨魚介のスープを合わせます。麺は愛知産の小麦粉をブレンドした自家製麺。トッピングは、紅ショウガ、青のり、目玉焼き、マヨネーズなど、まさにお好み焼きです。
しっかり混ぜてから食べてみると、濃厚で旨味と甘みのあるとろみを帯びた出汁が麺と絡み、お好み焼きを飲んでいるような味わいに。
元々ソースのラーメンを作りたいと考えていた古澤さん渾身の限定麺は、他では食べられない逸品に仕上がっていました。
名店は名店を呼ぶ。今回は個性的な店主のこだわりラーメンでした。
CBCテレビ「チャント!」7月22日放送より