南こうせつ、畑の動物たちにかける言葉は「大丈夫か?」
2月にNiterra日本特殊陶業市民会館で開催された『青春のグラフィティコンサート 2026』。4月19日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、コンサートに出演した南こうせつさんの楽屋を訪ねインタビューした模様をオンエアしました。南さんと小堀は、ほぼ同年齢。同じ時代を過ごしています。
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小堀「この方がいないとこのコンサートは成り立たない。我らがリーダー、南こうせつさん。長く続くコンサートになりました」
南「70歳ぐらいで終わるんじゃないかと。ところが70過ぎても続いてる。なぜかと言うとチケットが売り切れちゃうんですね」
南さん現在77歳。小堀は75歳。2000年から始まった『青春のグラフィティコンサート』に、南さんは最初から参加しています。小堀曰く、チケットは尻上がりに売れているんだそうです。
小堀は、青春時代を過ごした70年代、年輩の人から昔の名曲を聞くように言われたそうです。
「酒は涙か溜息か」「青い山脈」のような歌こそ、歳を取ってからも歌える歌だと説教されたこともあったとか。
ところがそうではありませんでした。『青春のグラフィティコンサート』の会場では、お客さんが思い思いに歌詞カードも見ずに歌っているそうです。
南「お客さんの特に60代の人たちの青春がフォークだったと思うんですけど、何の歌にしろ青春時代に聞いた歌って言うのは一生ついてくるんですね」
小堀「脇から見てて、この方たちは聞きに来てるのか?歌いに来てるのか?みたいな感じです」
南「本人よりも上手かったりしてね(笑)。それも困りますね」
小堀「人によってはハモりつけちゃったりしてね(笑)」
時代を超える
小堀「当時僕はまさに『神田川』でした。赤い手拭いマフラーにして銭湯に行ってました」
南「でも今の若い人たちに銭湯と言ってもなかなか難しいですね」
小堀「横丁の風呂屋自体なくなってきましたからね」
南こうせつとかぐや姫の大ヒット曲「神田川」の歌詞を引用しながら話す小堀。フォークソングは自分たちの実感を歌にしていたと言う小堀。
南さんは、南こうせつとかぐや姫からソロになり、現在は若いアーティストと一緒にステージに立つこともあります。
南「歌の持ってる心っていうか、本質的なものは一緒なんですね」
ロック、ジャズ、クラシックなどジャンルに関係なく「心に響くいい曲は時代を超えていく」と南さん。
喜寿、ステージに立つ
南さんは1970年にデビュー。55周年を迎え、56周年目に突入しました。
小堀「77歳。喜寿になろうという歳です」
南「そういうことだ(笑)」
喜寿になって、ギター持ってお客さんの前で歌う自分は想像できなかったそうです。
南「お客さんと一緒に、この時を過ごせるのは本当にラッキーだったと思いますね」
小堀「未だに健在。同世代の人もですけど、後から来た世代が見ても、『この人、すげえ』という思いがありますよ」
南「あの時代からさらに歌が進化して、今は日本のアーティストが世界で歌ってる。嬉しいことですね」
配信で、世界中の人が同時に聞ける時代になりました。
全て受け入れる
小堀「この後、こんなことやろうとか?」
ちなみに海援隊の武田鉄矢さんは、周りの人たちから「書き散らかしている曲をちゃんとまとめておいた方がいい」と言われているそうです。
これに同意しつつ、南さん流の抱負を語りました。
南「自分の運命を抵抗せずに受け入れて行こうかなと思ってます。だからいつ、どこで自分が終わってもラッキーな人生だったっていけそうな気がしますね」
小堀「そう言ってる人はなかなか終わらないんですよ。ずっと新しい歌を作って歌い続けますよ」
南「若い人たちの音楽で自分に響くものがあったら賞賛して、わからなかったら、いらんこと言わん」
若い人の音楽の邪魔はしないという、達観したような南さん。
大丈夫か?
喜寿を迎えてますます元気な南さん。特にジムでトレーニングをするでもなく、畑仕事で体を動かしているだけだそうです。
南さんは26歳ごろから、地元の大分県で農業をしながら田舎暮らしをしています。
南「うちにできる木の実を取って食べたりしながら作業して、いいですよね」
小堀「ナチュラルライフです」
疲れ切ったイノシシが畑を歩いていたこともあるとか。
南「目が合ったから『大丈夫か?』と声かけたらつらそうに山の中に逃げて行きました。自然も厳しいですね」
九州はツキノワグマもヒグマもいないから安心。アナグマが出るそうです。名前にクマがつきますが大きさはタヌキぐらいでずんぐりした体型の動物です。
その他、南さんの畑にはウサギ、テン。イタチが出るそうです。
南「時々『大丈夫か?』って声かけながら一緒に生きてます」
(尾関)
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