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バレンタインの季節、意外と知らないカカオ豆の歴史

バレンタインの季節、意外と知らないカカオ豆の歴史

もうすぐバレンタインデー。最近は女性が男性にチョコレートをあげるというよりも、自分のためにちょっとぜいたくなチョコを買って楽しむというイベントになっています。そこで、2月11日放送『CBCラジオ #プラス!』では、バレンタインデーにちなんださまざまな雑学について、CBC論説室の石塚元章特別解説委員が解説しました。ここでは、カカオ豆やチョコレートの歴史、現在起きている問題について取り上げます。聞き手は永岡歩アナウンサーと三浦優奈です。

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カカオ豆のどの部分を使う?

カカオの原産地はメキシコ辺りといわれています。
見た目はラグビーボールを小さくしたような感じで、硬い殻で覆われ、割ると中に果肉があり、さらにその中にある種がカカオ豆です。

取材でカカオの果肉を実際に味わったことがある永岡は「カカオパルプという部分で、酸味があってライチみたいな香り。結構爽やかでおいしい」とコメント。

ただ、私たちになじみがあるのは果肉ではなく種の方で、これを乾燥させたりすりつぶしたりして、チョコレートの原料になります。

いまのチョコレートの原型となるのは、甘くておいしいお菓子というよりは、あまりおいしくないドリンクといったもの。
当初はこれを溶かして液体にし、そのままだと香辛料などを混ぜ苦みを消して飲んでいたそうです。

さらに、カカオは神様からいただいた神聖なものとされていたため、限られた人しか味わえなかったようです。

フェア・トレードという考え方

その後、大航海時代にヨーロッパの人々が自国へ持ち帰り、高価な飲み物として知られるようになりましたが、砂糖を入れるなどして飲みやすく改良されるようになりました。

そして1848年(嘉永元年)、ジョセフ・フライというイギリス人が、チョコレートを固形にする技術を開発。
保存や持ち運びがしやすくなることで、プレゼントやお土産にできるようになりました。

ただ、どこでもカカオの実が採れるわけではないため、ヨーロッパの国々がアフリカなどの国を植民地化して生産させ、不当に安く手に入れていました。

これでは現地の人が本来得るべき報酬が得られず、貧しくなってしまうという問題が起きてしまい、それは現在も起き続けています。

そのため、相手方にきちんと正当なお金を払って貿易をする「フェア・トレード」という考え方が生まれ、カカオ豆以外にコーヒー豆などでも進められています。

カカオ・ショックでチョコが高騰

カカオ豆をめぐりもうひとつ世界的に問題となっているのが、2年ほど前に起きた「カカオ・ショック」。

世界で最もカカオが採れるガーナで天候不順となって生産量が落ちたため、かなり価格が高騰しました。

帝国データバンクの調査によりますと、デパートなどで売られているバレンタインチョコの平均が、今年は1粒あたりの平均価格が436円。昨年より18円ほど上がっているとのことです。

しかし、このカカオ・ショックは収まりかけていて、カカオ豆の国際市場では2年5か月ぶりに安くなったそうです。

ただし現在市販されているチョコレートが安くなるには、まだまだ時間がかかりそうとのことです。
(岡本)
 

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