世界でひとつ!自分の姿が映った切手が作れる「切手プリ」とは?
『CBCラジオ #プラス!』の「日本全国にプラス!」では今、全国で起こっている話題を取り上げます。年末が近づき、そろそろ年賀状を用意している人も多いでしょう。11月25日放送は仙台から「切手プリ」の話題です。仙台市のイオンモール仙台上杉の中にある郵便局では、わずか1分で自分の姿が映った世界で唯一の切手を作ることができます。その名前は「切手プリ」。常設は全国で初めてとのことです。光山雄一朗アナウンサーが日本郵便 郵便物流事業統括部の松村彩さんに伺いました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く切手として使う?
「切手プリ」とはどんなものでしょうか?
松村さん「写真をその場で撮影して、すぐにオリジナル切手を作るものです。思い出作りもいいですし、遠方に住むご家族、ご友人への発送用切手としても普通に郵便物に貼って活用できます」
思い出作りで保管用に利用する方もいるんですか?
松村さん「いらっしゃるかなと思います。切手を印刷した際に普通に使える切手の部分と、それ以外の台紙の部分にQRコードがついていて、そこから撮影画像をダウンロードすることもできます」
お値段はいくらですか?
松村さん「1シート3,300円で110円切手が5枚分ついています。
そのまま郵便局の窓口でシートに切手を印字することになります。1シートB5サイズの切手シートで、上の部分は絵柄をいくつか選べ、下半分に自分たちの撮影したオリジナルの絵柄がついているという切手になります」」
プリクラ風で簡単に作成
切手はどうやって作っていくのですか?
松村さん「まず郵便局の窓口で手続きをして予約をしていただきます。それから切手プリの筐体でお好みのフレームを選んで、好きなポーズで写真を撮影していただきます」
フレームにはどういうものがありますか?
松村さん「現状、3種類あり、ひとつは『ぽすくま』というキャラクターをモチーフにしたもの。仙台の名所、偉人を散りばめた仙台オリジナルなもの。もう一種類が季節限定で現在はぽすくまのクリスマスバージョン。この季節バージョンの部分は季節ごとに変わっていく予定です」
いわゆるプリクラ機みたいな機械でしょうか?
松村さん「箱型ではないですが、いまショッピングモールなどに行くと、AI画像認識で遊べるような筐体が置いてあります。そういった形で画面に自分の写真を投影しながら自分のポーズを見て撮れる、イメージとしてはプリクラに近い形となっています」
わくわくした郵便局
なぜ、イオンモール仙台上杉に設置することになったのですか?
松村さん「郵便局に来客される方は基本的に郵便物を出したり、貯金や保険の相談など目的を持って来られます。切手プリがあることで、たとえば観光の記念とか、ご家族の思い出作りとか、今まで郵便局に来るきっかけにはないわくわくした気持ちで郵便局をご利用いただけるとうれしいと思いました。
今回イオンモール仙台上杉は新しくできたイオンモールで、そういった新しい取り組みをさせていただきたいと思いました」
お客さんの反応はいかがですか?
松村さん「お孫さんを連れて来客されたご家族が作製されたり、遠方から旅行でいらっしゃった方が記念に作られたり。思い出になってよかったとお声をいただいています」
この「切手プリ」、大阪・関西万博内の郵便局で話題となっていましたが、現状で常設されているのは仙台のみとのこと。
自分が映った切手ができて、それが日本中を飛んでいくとはロマンチックですね。
(みず)
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