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「秋の日は釣瓶落とし」が通じない?寒さにまつわるジェネレーションギャップ

「秋の日は釣瓶落とし」が通じない?寒さにまつわるジェネレーションギャップ

気が付けば11月も後半を迎え、少しずつ師走の足音が聞こえてきました。今週は全国的に大きく冷え込み、北日本を中心に初雪ラッシュとなったようです。そんな11月19日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、リスナーから季節の移ろいを感じる投稿を紹介します。

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釣瓶って何?

まずはことわざに関するこちらの投稿です。

「昨日は寒かったです。少し前から日が暮れるのも早くなり、昨日の日没時間は夕方の4時33分でした。

先日主人が会社で『秋の日は釣瓶落としだなぁ』と言ったら、40代から下の若い部下は『え?なんですかそれ?』という様子だったそうです。最近は言わなくなりましたから無理もありませんが、日本らしい風情のある言葉だと改めて思いました」(Aさん)

「秋の日は釣瓶落とし」とは秋の日が暮れるのが早い事を喩えたことわざで、井戸の釣瓶が落ちていく早さと秋の日暮れの早さをかけているのです。しかし若い世代の人達には、あまり馴染みがないようです。

つボイ「年代差は仕方ないよね」

先日、年末の定番である「新語・流行語大賞」のノミネート語が発表されましたが、つボイにとっては「え?世間ではこんなこと言ってるの?」と感じるものも多かったようで、世代間の埋められない差を感じたのだとか。

小高「世代間で教え合うというのがいいんじゃないでしょうか?」

「冬将軍」ってどんな人?

続いてはこちらも寒さの言い回しに関する投稿です。

「寒さが本格化してきました。この頃になると、昔おじいちゃんが『また冬将軍様がお出ましになられたぞ』と話していたことを思い出します。

当時の僕の『冬将軍様』のイメージは、鎧姿で大きい刀を持って般若や鬼のような形相の人物で、そんな人がおじいちゃんを尋ねてくるのかと思って『おじいちゃんはいろんな人と知り合いなんだな』と思っていました」(Bさん)

小高「戦の時の冬というのは、将軍のように大変なものだという意味合いですね」

つボイ「確か、ナポレオンがロシアに攻め入った時の話が元になっているんですよね」

1812年、ロシア遠征中のナポレオンが厳しい寒さと雪に苦しめられ、撤退を余儀なくされたという出来事がありました。このことをイギリスの新聞社が「ナポレオンは厳寒将軍に敗北した」と報じたものが日本にも伝わり、厳しい寒さを表す「冬将軍」という言葉として現在も使われています。

冬の朝の嫌なアレ

続いての世代間ギャップは、高齢者にとっては少し厄介なアレについてです。

「どんどん秋が遠ざかり、また一歩冬に近づきました。そんな寒い朝、久しぶりに目覚ましが鳴る前に尿意で目が覚めてしまいました」(Cさん)

小高「尿意で朝起きるっていうのは、若い人たちにはよくわからないでしょうね。若いとどれだけでも寝られますからね」

つボイ「昼くらいまで平気で寝てますからね」

冬は更に頻尿になる季節です。寒さで身体が冷えると、交感神経が優位となり膀胱が収縮するため尿意を感じやすくなり、さらには汗をかきにくいため、体内の水分が汗としてではなく尿として排出されやすくなるためです。

小高「若い人たち見てると『尿意どこ行った?』って思いますけどね。溜められるのかしら」

尿意がなくなる機能が欲しい

つボイ「でも冬眠する動物なんかは、ひと冬の間、尿意を吸収しながら寝てるらしいですよ」

小高「そうなんだ、身体にはちゃんとそういう機能があるんですね」

冬眠中の動物のほとんどは排泄をしません。尿は腎臓で再吸収され、タンパク資源として再利用されるのだとか。さらに糞は「止め糞」と呼ばれる硬い塊となり、お尻の穴に詰まっていくそうです。

つボイ「その機能、欲しい」

小高「眠りを妨げない仕組みが欲しいですね」

そんな切実な様子のつボイと小高を尻目に、32歳の榊原悠介アナウンサーがひと言。

榊原「私はいくらでも寝られますね。昼まで寝られますよ」

若さゆえ、尿意を気にせず快適な睡眠をとることができるアピールに思わずカチンとくるふたり。

つボイ「すぐに尿意を感じるような歳になるわ!」

小高「あっという間になるぞ(笑)」
(吉村)
 

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