ドラ3ルーキーの未来は?中日・森駿太選手の今後
11月15日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、若狭敬一アナウンサーがプロ入り1年目を終えた中一・森駿太選手に取材した模様をオンエア。「個人的には来年もじっくり育てて欲しいと思ってる」と語る若狭、どんなことを尋ねたのでしょうか?
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森選手は神奈川県の桐光学園から2024年のドラフト3位で入団した右投げ左打ちのスラッガーです。
1年目の今年は、二軍で74試合200打席、177打数・41安打で打率2割3分2厘。ホームランは9本、打点29という成績でした。
高卒新人でウエスタン・リーグ9本塁打はなんと36年ぶりとなる球団タイ記録でした。
一軍にも6試合出場し、22打席、20打数4安打、打率2割でホームランと打点はありません。
若狭が話を聞いたのが今月上旬のナゴヤ球場。10月、みやざきフェニックス・リーグの期間中に右足首を捻挫した森選手はリハビリ組だったそうです。
現在はトレーナーと相談しながらリハビリメニューを消化中。
12月、台湾で行われるアジアウインターベースボールリーグまでには野球ができる状態にすると話していたそうです。
1年目を振り返って
1年目を振り返った森選手。
森「もっとよくしていかないといけないと思っています」
具体的にはまず守備。ピッチャーが打ち取った当たりは100パーセントアウトにできるようにすること。
今のレベルでは一軍の試合には出られないと感じているんだとか。
森「あとはチャンスでのバッティングです。二軍でも得点圏打率が悪かったので、ここぞの一本が打てるようにしたいです」
得点圏打率を上げるために、一球一球集中して捉える意識を持って練習に取り組んでいるそうです。
1年目の収穫
森「一軍で4本だけですがヒットを打てたことは自信になりました」
当初二軍では、どんな球も振っていたそうです。
9月になると配球を読んで、ボールを選択して、気持ちを整理しながらアプローチできるようになったとのこと。
森「ずっとそこを落合二軍監督にも指摘されていたので、少し成長できたかなと思います」
オフは、12月は台湾でウインターリーグ戦に参加。1月に母校の桐光学園に帰って追い込み、1月下旬に名古屋に戻ってきて2月1日のキャンプに備える予定だそうです。
やる気満々
若狭はこんな質問を森選手に投げかけたそう。
若狭「失礼かもしれませんが、私個人的には来年もじっくり育てて欲しい。二軍でじっくり経験を積んで欲しいと思うんですが、どうですか?」
この質問に森選手はこう答えました。
森「僕は貪欲さやハングリー精神を持って毎日過ごさないとダメだと思っています」
甲子園出場も日本代表の経験はなし。幼い頃は褒められた記憶もないそうです。
森「特に母が厳しい人でした。常に自分にプレッシャーをかけながら取り組まないとダメだと思っています。来年は開幕から一軍でプレーするのが目標です」
高卒の1年目にして、自分の課題をすべて言語化できる力と、目標を定めて真っ直ぐ向かっていく姿勢に若狭は感心していました。
若狭「私はのんびり構えて温かく見守るつもりなんですが、本人はやる気満々。再来年からDHも導入されますので、近い将来チームの中心選手になる予感がします」
(尾関)
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