濃厚なのに後味サッパリ!?名古屋の行列店「幸先坂」の「厚切焼豚つけ麺」とは?岐阜市・サカエパンの「焼きそばくん」も調査

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”。CBCテレビの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、名古屋・鶴舞の『幸先坂の厚切焼豚(チャーシュー)つけ麺』と、岐阜市の『サカエパンの焼きそばくん』です。
「歯がいらないぐらい!」 ふっくらジューシーな極厚焼豚がのったつけ麺

聞き込みによると、『幸先坂の厚切焼豚つけ麺』は、魚介系の味が濃厚でクリーミーでおいしい、との情報が。
食べないと損する愛されフードを求めて、加藤アナは名古屋市中区の鶴舞駅へ。鶴舞駅から徒歩1分のところにある「麺家 幸先坂(さいさきざか)」は、魚介だしの旨味でいただくラーメンや、ごまたっぷりの濃厚コクうま担々麺などを求め、平日でも開店前から行列ができる人気店です。
特に人気ナンバーワンの『厚切焼豚つけ麺』は、自家製の極太焼豚が乗った香り高い濃厚魚介だしでいただくつけ麺。盛り付けの美しさに加藤アナも思わず「すごい!盛り付けが美しいですね」と感激します。

麺を口に運ぶと「喉越しがツルンって感じ!つけ汁が濃厚ですけど、あっさりしていて香りがいいですね」と評価。厚切焼豚は10時間低温調理をした後、注文ごとにオーブンで仕上げるため、ふっくらジューシーな食感を楽しめます。
(加藤アナ)
「柔らかい!歯がいらないぐらい!」
濃厚なのに後味サッパリ!?魚介×動物性の特製スープ

つけ麺の命とも言えるのが濃厚スープ。ベースに豚骨と鶏ガラを使い、圧力釜で一気に旨味を抽出。ここに、昆布やアゴなど4種類の節を使った魚介だしを入れ、抽出した動物性のスープとミックス。最後に全部砕き、旨味を根こそぎ搾り出しています。
これに香味油、自家製醤油だれ、そして甘酢を加えると、濃厚なのに後味サッパリという摩訶不思議な「つけ汁」に変身。そして麺は、つけ汁のとろみを逃がさない「自家製平打ちストレート麺」を使用しています。

(店員)
「麺は北海道産の『きたほなみ』と『春よこい』などをブレンドした、うどんに近いようなモチモチ感とかツルツルとしたのど越しを意識して作っています」
店名の「幸先坂」について尋ねると、オーナーの服部さんが尊敬する椎名林檎さんの楽曲「幸先坂」に感銘を受け、内装も器も出汁もすべて和に全振りしたところ、若者に大ヒット!
さらに夏季限定で「大海老と金鯱しいたけの天おろし麺」という冷やしラーメンも登場します。キンキンに冷やした自家製の細麺に特製醤油だし、そして天ぷらを合わせた、見た目が「ほぼお蕎麦!」な和風ラーメンです。
土日は1時間で完売!?岐阜で愛される『サカエパンの焼きそばくん』

続いて加藤アナが訪れたのは、JR岐阜駅から徒歩3分の「サカエパン」。創業78年、3代続く老舗のパン屋さんで、朝7時の開店から夕方までお客さんが途切れない超人気店です。
看板商品の「あんぱんちゃん」は、カリモチなふんわりパンにこしあんがぎっしり詰まった人気商品で、なんと1日800個も売れるそうです。
そして毎日11時頃に登場する幻の「焼きそばくん」は、岐阜市の愛されフード!焼きそばは3代目女将の手作りで、大量のウスターソースで泳がせて、しっかり味を染み込ませているのがポイント。特製コッペパンに豪快にマヨネーズでコーティングして、パンが裂けるスレスレまで焼きそばを盛りに盛るのが、おいしさの秘密です。

(加藤アナ)
「マヨネーズがめちゃくちゃいい仕事をしています」
(店員)
「(量を)控えめにしていたらお客さんから『マヨネーズが減ったね』と言われた時もあって。このくらい(たっぷり)入れないといけないみたいなんです」
人気の焼きそばくんは11時までに出して、平日は1時までには売り切れ。土日に至っては1時間経たないうちに完売してしまうそうです。
加藤アナは「つけ麺も焼きそばくんもボリューム満点。どちらも見た目も味も抜群の行列ができるお店でした。食べなきゃ損するところでした」と今回の調査を締めました。
CBCテレビ「チャント!」2025年6月20日放送より
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