70歳を迎えても精力的に活動!明石家さんまのこれから

『CBCラジオ #プラス!』の金曜に放送されているコーナーの1つが「エンタメにプラス!」。週替わりのゲストがさまざまなエンタメ情報を紹介しています。10月3日の放送では芸能記者の中西正男さんが、70歳を迎えた今も精力的に活動されている明石家さんまさんのこれまでの足跡と、今後の活動について語りました。聞き手はパーソナリティの石坂美咲と竹地祐治アナウンサーです。
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さんまさんは若い頃から関西で人気を誇っていましたが、全国的には『オレたちひょうきん族』(フジ系)や『笑っていいとも!』(フジ系)で大人気に。
幅広い世代に人気で、世代によって印象のある番組が異なるのではないでしょうか。
今なお『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)など何本ものレギュラー番組を抱えているだけではなく、最近では田中将大投手の200勝セレモニーにサプライズ出演したり、山田洋次監督・木村拓哉さん主演の映画『TOKYOタクシー』に声の出演を担当するなど、パワーは衰えていません。
今までまったく引退を考えてこなかったように見られますが、60歳の時にご本人が引退の話をしたことがあります。
その時は千原ジュニアさんから引退について尋ねられたり、爆笑問題の太田光さんから「良い時に引退せず、堕ちていく姿を見せてくれ」と言われたりした後、引退を撤回しました。
お笑いの敵は他人ではなく
ただ、中西さんがいろいろな方に話を聞いた限りでは、「お笑いはいつまでも現役でやれるほど甘い世界ではない」とご本人は感じられているそうです。
先日、ダウンタウンが11月から新たに『DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)』という動画配信サービスを開始するというニュースがありました。
昨年末に中西さんが松本人志さんを取材した際に明かされた構想が実現されることになったわけです。
しかし中西さんは「好きな人は観はったらいい話やけど、このチャンネルの一番の敵はお二人の年齢や」とコメント。
現在62歳でまだまだ活躍できる年齢ですが、新しいプラットフォームを立ち上げてお金を払ってもらい、会員が増えて運営が軌道に乗るまでは時間がかかります。
中西「60半ばでみんなを唸らせるような面白いもんを、お金をもらってやっていくっていうのは、なかなか難しい。
これがダウンタウンのお二人の真価の見せどころというぐらい、年齢というのはお笑いにとってめちゃくちゃ重要な要素でもありますからね」
さんまさんも70歳を迎えた際、「今日から年齢不詳にする!」と語ったぐらいですから、やはりお笑いをする上で年齢は意識せざるを得ないものなのでしょう。
リハーサルの時点で全力
さんまさんと舞台で共演したお笑いコンビ・アインシュタインに中西さんが話を聞いた際に出てきた言葉は「共演すると本当に大変」。
舞台などのリハーサルは、照明やカメラの動きなど段取りを確認するために行うものですので、演者も軽く流していくものですが、さんまさんはリハーサルから全力。
中西「さんまさんはそれをずっとやってるというところに、どうやったらお客さんを喜ばせることができるか、なんでこの仕事が続くのか。
さんまさんは説教くさいことは言わないけれど、1回1回全部の力を振り絞ってやらなアカンっていうのが、言外にある教えというか、若い人から感じられますね」
かつて取材拒否をしたことも
それこそひょうきんなイメージが強いさんまさんですが、かつて中西さんは一度だけ普段見せない深さを知ったことがあるそうです。
今から約20年前、お父様が亡くなられた時のこと。
実家の奈良で葬儀が行われ、取材陣が殺到しました。
その際、中西さんも今までにないぐらい厳しい取材拒否を受けたそうです。
後から関係者に話を聞いたところ、さんまさんは「自分はお笑いという商品を扱い、笑ってもらう存在やのに、親の死という一番逆にあるところにある自分の姿を届けてほしくない」という強い思いがあったそうです。
その時の姿が映像や写真に残って印象に残ったり、後から何度も取り上げられることを避けたかったのかもしれません。
80年代初頭からずっと売れ続け、スタイルをさほど変えずに山の状態がずっと続いているという、今までにないパターンの線を描き続けているさんまさん。
中西さんはさんまさんの今後について、「最近は周りの若手にいじられるケースも増えてきている。だんだん75、80となってフェードアウトを考えてはるのか、今のスタイルでもう走られへんとなったらスパッと辞めはるのか。誰にもわからない領域ですね」と語りました。
今後も健康を維持しながら活躍し続ける姿を見たいものです。
(岡本)
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