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どうやって保存?鮮度の劣化が早い「アスパラガス」

どうやって保存?鮮度の劣化が早い「アスパラガス」

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。4月21日の放送では、名古屋市中央卸売市場セントライ青果北部市場本社の一橋さんが「アスパラガス」をピックアップしました。聞き手は光山雄一朗アナウンサーと三浦優奈です。

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近年人気が高まっているアスパラガス

アスパラガスは多年草の植物で、種を植えて2~3年目から収穫できるようになります。
スーパーに並ぶアスパラガスは土から顔を出した芽、若い茎の部分。
簡単な調理で美味しく食べることができ、料理の彩りとしても映えることから近年人気が高まっている品目のひとつです。

緑色のグリーンアスパラガスが主流ですが、同じ品種を光を当てずに栽培したホワイトアスパラガスや、紫色の品種であるパープル、ミニアスパラガスなど、様々な品種が栽培されています。

国内では北海道産が最も生産量が多く、九州産地の熊本県や佐賀県、関東山地の栃木県産と続きます。
CBCラジオがある中京エリアにおいては、近隣の長野県産が多く、4月下旬から5月中旬にかけて最初の出荷ピークを迎えるとか。

国内産地がほとんど出ない10月から2月頃までは、主にメキシコやオーストラリアからの輸入品が取り扱われています。
光山も先日2軒のスーパーに行ったところ、長野県産とメキシコ産がそれぞれ販売されていたそうです。

鮮度命!美味しい見分け方は

アスパラガスを購入する際、茎の太さが一定でまっすぐなもの、張りがあってみずみずしいものがおすすめです。

また、一橋さんによるとアスパラガスは「鮮度」が命。穂先と切り口を見るのがポイントだとか。

まず、穂先がピンと開いておらず、程よく閉まっているものが良いです。
鮮度が落ちたり成長しすぎてしまうと穂先が開いてしおれてくるとか。

そして茎の切り口が丸くてみずみずしいのも新鮮のあかしです。
反対に切り口が乾いていたり変色しているのは古いものの可能性があります。

一橋さん「できるだけ鮮度が高い国産のもの、さらに言うなら輸送による鮮度劣化を考えると、できるだけ近くの産地のものを選ぶと、より新鮮なアスパラガスに出会える確率が高くなると思います」

保存の時は寝かせない!

アスパラガスは他の野菜よりも呼吸量が非常に多く鮮度の劣化が早いので、買ったら2、3日で食べ切りましょう。

保存する場合はラップで包んだり、ポリ袋に入れて冷蔵庫に立てて保存してください。
この時、横にすると穂先が上を向こうと余分にエネルギーを消耗し、鮮度や味が落ちてしまいます。

三浦「育ってる環境と同じようにってよく言いますけど、そういうことですね?」

一橋さん「まさにその通りですね。寝かしてしまうとよく歪んだアスパラなんかがあると思うんですけども、寝かしておくと上に向こうとして余分にエネルギーを消耗して曲がったり味が落ちたりしてしまいます」

2、3日でどうしても食べきれない場合は固めに茹でて冷凍しておくといいとのことです。  

アスパラガスは素材そのものが美味しくて食べやすいので、一橋さんはシンプルにフライパンで丸ごと1本焼いただけの食べ方が好きだそうです。

他にも茹でたアスパラを麺つゆに漬け込んだお浸しや、液につけてマリネ、また浅漬けの素につけておけばお弁当やおつまみの「もう一品」に重宝するなど、簡単にアレンジがきくところもアスパラガスの魅力の一つ。
様々な調理法で春の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
 

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