安土城の全貌が判明?城下町のものとみられる石垣発見

平日朝に放送されている『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)、「トーマスの箱」コーナーの冒頭には、紹介する話題にちなんだ曲が流れます。4月8日の放送でかかった曲は、Mr.Childrenの『足音~Be Strong』。中日ドラゴンズ・岩嵜翔投手の登場曲ですが、小栗旬主演のドラマ『信長協奏曲』(フジ系)の主題歌としても知られています。この日は織田信長に関する話題をパーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。
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4月に入り、滋賀県近江八幡市で、琵琶湖の内湖の湖岸で織田信長が築いた城下町のものとみられる石垣が発見されたとの報道がありました。
昨年8月から10月にかけて、安土城の城址から南西におよそ1kmの「西の湖」湖岸を、近江八幡市が宅地開発のために発掘調査した際に見つかったとのこと。
この話題にリスナーからも投稿が寄せられました。
「つボイさん、小高さん、どえりゃ~発見ですよ!」(Aさん)
「琵琶湖の内湖に囲まれていたという安土城や石工集団穴太衆(あのうしゅう)の謎が解けたら、これまたロマンが広がりますね」(Bさん)
城址から1kmも離れているため、城壁というよりは城下町の中に石垣があったということになります。
石垣で街を守る理由
近江八幡市によれば、湖岸で城下町における本格的な石垣と思われるものが発見されたのは初めてだそうです。
つボイ「城ができるとやっぱり『ここまでが城下ですよ』と括りたがったりして、いわゆる都市開発をするわけですよね」
小高「湖の向こうから攻めてきた時に、やっぱり壁で(守る)ということなんでしょうね」
つボイ「敵が攻めて来んように、特に西洋なんかは城壁の中に人々が住んで」
城下町にも強固な石垣が作られていたことがわかります。
また専門家の中には、外敵から城を守ること以外にも、湖の水が入り込むのを防ぐ護岸としての役割も果たしていたのではないかと見る人もいるようです。
安土城の全貌が明らかに
安土城は本能寺の変によって信長が暗殺されて間もなく、何者かによって焼失してしまいました。
築城からわずか6年ほどで石垣以外を失い、全体像がわからないことから「幻の城」として知られています。
つボイ「いま安土城がないわけですから、一応想像図とか何かでも安土城はこんなふうやったとか(紹介されるが)、それまでのお城と安土城では大きく違いがある。
僕らが考える、お城という城郭や天守閣を持つのは安土城から。
正確にいうと坂本城だったりあの辺りから出てきたということですから、なんか連想したいなという時にも、ちょっと想像図で書いて研究が進むと、なんかよけいタイムスリップしてあの頃に行けるような気がします。
坂本城なんかも(琵琶湖の)水がなくなった時に、石垣がいっぺん出てきたりとか、いろいろあります」
最後につボイは「まだまだわからないものがこれから発見されると思います」と、今後の発見を期待しながら、歴史的なロマンに思いを馳せていました。
(岡本)
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