春巻きの皮、もう破れない!?野菜たっぷり&見た目もきれいな春巻きの作り方とは

スーパーで買い物を終えたお客さんの"カゴの中身"を見せてもらい、自宅での調理風景を撮影する企画「カゴ中 大調査」。購入した食材から生まれるアイデア満載のレシピや調理風景には、それぞれの家庭ならではの"我が家流"がたくさん詰まっています。
今回は、名古屋市瑞穂区にある「サポーレ瑞穂店」と、熱田区の「サポーレ熱田伏見通り店」で調査しました!
食用菊×キュウリでさっぱり酢の物!茹でるときに“酢”がポイント

「サポーレ熱田伏見通り店」で出会った女性は、ミョウガ・キュウリ・セロリ・菊の花などを購入。何を作るのか尋ねました。
(アキ子さん)
「酢の物にして食べます。キュウリと一緒に」
菊の花を使った酢の物の調理風景を撮影させてもらうため、ご自宅へ。
酢の物作りに欠かせないという調味酢は、スーパーでよく売られている一般的なものを使用するとのこと。菊の花をよく食べるのか尋ねると…。
(アキ子さん)
「おばあちゃんの家が新潟で、小さい頃に遊びに行くと、食用菊がたまに食卓で出てきていました」
まずは菊の花を水洗いし、花びらだけを外します。ここからは、“おひたし”のように調理していきます。

(アキコさん)
「色が鮮やかになるように、少しだけお酢を入れて」
ここで我が家流!味付けのためだけではなく、色をきれいに保つ目的で、沸騰したお湯に酢を加えるのがポイント。菊の花を軽く茹でたら冷水でしめ、塩もみしたキュウリと一緒に調味酢で和えれば「菊とキュウリの酢の物」の完成です。気になる味を伺うと…。
(アキ子さん)
「ミカンが近いかもしれませんね。ミカンでも青いミカン。爽やかな感じがしますね」
香味野菜が爽やかに!「牛肉とセロリとミョウガの甘酢炒め」

この日はもう一品、調味酢を使った料理を披露していただきました。
(アキ子さん)
「次は酢を使って、牛肉とセロリとミョウガの炒め物(を作ります)」
まずは調味酢に砂糖と塩を加え、そこへミョウガを入れて電子レンジで約30秒加熱。ミョウガをやわらかくしておきます。続いて、牛肉を食べやすい大きさにカットし、料理酒と片栗粉をまぶして、お肉のうま味を閉じ込めます。
あとは、牛肉からセロリ、加熱したミョウガの順に炒めるだけ。最後にしょう油で味を調ええれば「牛肉とセロリとミョウガの甘酢炒め」が完成!
ボリューム感はありながらも、口当たりはサッパリして夏にぴったりの一品です。
野菜たっぷり!干しシイタケの戻し汁を使ってうま味をプラス

「サポーレ熱田伏見通り店」で出会った女性が購入していたのは、紫キャベツ・ホウレン草・ピーマンなどの野菜たち。
(智美さん)
「春巻きを作ろうと思っています。ネギとかニラも私は入れる。野菜たっぷり入れて」
“破裂しない春巻き”の作り方を撮影するため、ご自宅へお邪魔しました。智美さんは、ご家族4人と愛犬1頭で暮らしています。
(智美さん)
「春巻きとかギョーザ、包む料理が好きなのでよくやります」
揚げる途中で春巻きの皮が破れてしまう経験は珍しくありませんが、智美さんは試行錯誤の末、破裂しない技を見つけたとのこと。

まず、豚肉に下味をつけたら、ここで我が家流。栄養バランスを考え、7種類もの野菜を刻んで用意します。さらに、うま味をアップさせるために干しシイタケを戻して使うのもポイント。
炒める順番は、まず豚肉から。その後、野菜を加え、干しシイタケの戻し汁としょう油・料理酒などで味つけし、タレとしてしっかり絡めていきます。
具材の温度と“60gルール”が決め手!春巻きの皮を破らない秘訣とは?

肉と野菜にしっかり火が通ったら、バットに移して粗熱を取りますが、ここで“我が家流”!
(智美さん)
「熱いまま包むと皮が破れてしまうことがあるので、一旦冷凍庫に入れて冷やします」
冷凍庫で約5分冷やしたあと、さらにもうひと工夫。なんと包む際の具材の重さにもこだわっているのです。
(智美さん)
「こうやってグラムを量るようにしているんです。最初は目分量でやっていたので、何回も(皮が)破れて」
試行錯誤の末、具材の重さは“60グラム”が一番破れないと気付いたそうです。
包む際は、皮が剥がれないよう、水に溶いた小麦粉で皮をしっかり固定し、いざ揚げてみると…破れも破裂もなく、見た目もきれいな「野菜たっぷりの春巻き」が完成しました。
それぞれの家庭ならではの“我が家流”、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2025年6月26日放送より
番組紹介
