開幕6戦未勝利の名古屋グランパス。泥沼から抜け出すには?

開幕からリーグ戦で6試合未勝利とワーストタイ記録に並び、チームもサポーターも苦しい状況の名古屋グランパス。現在日本代表戦のため、リーグ戦はつかの間の小休止となっています。3月21日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、中断前の第6節・東京ヴェルディ戦について城所あゆねが振り返りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くルヴァンカップ初戦は勝利
冒頭から、少しかすれ気味の声で話す城所ですがれっきとした理由がありました。
城所「いつもは美声なんです(笑)。実は昨日、宮崎から帰ってきたんですよ。というのも、ルヴァンカップの1回戦が宮崎県であったので行ってきました」
JリーグYBCルヴァンカップ1回戦は、3月20日にいちご宮崎新富サッカー場でJ3のテゲバジャーロ宮崎と対戦。
城所は19日夜に鹿児島へ飛び、レンタカーで宮崎入り。翌日の試合当日はサウナに入ってから試合会場へ行き、その後チキン南蛮を食べて鹿児島空港へ戻り、名古屋へと戻ったのでした。
延長戦の末、何とか3-0で勝利。
やっと今季初勝利を掴んだものの、前後半の90分では決着がつかず、まさかの残業(延長戦)で観光の時間がなくなったとぼやいた城所でした。
このまま次のリーグ戦で初勝利を掴み、好調の波に乗れるかどうか…。
またもや勝てず苦しさが増す結果に
一方、リーグ戦は厳しい状況です。
15日にアウェイ・味の素スタジアムで行われたJ1第6節・東京ヴェルディ戦は、1-2で敗戦となりました。
城所「いやぁ、さすがにここで結果出さなきゃいけないんじゃない?って思ってた中で、負けてます。中日スポーツの見出しにも『名古屋グランパス、クラブワーストタイの開幕6戦勝ちなしに苦しすぎるサポーターため息。
前回1997年は、7戦目から5連勝』って書かれました。次の試合から5連勝できればいいんですけどね…」
さすがに毎回現地へ応援に行っている城所も、ここまでリーグ戦で勝てない現実にはため息しか出ないようです。
「あまり振り返りたくない」と言いつつ、この試合について現地で観た感想を語り始めました。
今季リーグ戦初先制
試合は前半21分、相手の右サイドでMF浅野雄也選手がゴール前に浮き球をパス。走り込んだMF稲垣祥選手が頭で反らすと、MF森島司選手が相手GKを見て左足でふわりと浮かせたゴールで先制して1-0。
城所「なんと、今季初先制です!前節(第5節)まで先制できていませんでした。このまま波に乗って勝ちたかったというのが本音」
そのまま前半は1₋0で折り返しますが、後半18分にヴェルディの山見大登選手に決められ、1-1の同点にされます。さらに後半28分にもCKからヴェルディのMF綱島悠斗選手に追加点を許し、1-2と逆転されて、そのまま試合終了となったのでした。
もともと味の素スタジアムとは相性が悪いグランパスですが、ここまで勝てないとは…と思ったと話す城所。今季第3節(2月26日)も同じ味の素スタジアムでFC東京と対戦し、1-3で敗戦しています。
前半はいい流れでしたが、後半ヴェルディが選手交代した途端に勢いが落ち、前後半で別のチームのようになってしまったことも気がかり。
試合後のSNSは嘆きと諦めの声が溢れかえり、サポーターの苛立ちが募る結果となっています。21日現在、リーグ戦では0勝2分け4敗で勝ち点2の最下位です。
次の試合は、29日にホーム豊田スタジアムで開催されるJ1第7節・横浜FC戦。ルヴァンカップ1回戦の勝利の勢いを保ち、今季リーグ戦初勝利を挙げてほしところです。
なお、この番組は4月より毎週土曜日の22時45分より15分番組となることも発表されました。
(葉月智世)
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