無念。名古屋グランパス、開幕から5試合勝利なし

名古屋グランパスは開幕から未勝利が続いています。3月7日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、放送時点で1分け・3敗で最下位20位のと苦しむ名古屋グランパスの現状について、城所あゆねがサポーターの投稿を交えて振り返ります。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く町田戦プレイバック
まず振り返ったのは2日にホーム豊田スタジアムで開催されたJ1第4節・FC町田ゼルビア戦。
結果は1-2の敗戦で、開幕から4試合連続の勝利なしに終わりました。
城所「まず1失点目は、町田にきれいにボールを繋がれて。あんな形でつながれたら防ぐのは難しいけど、この形は予測つくでしょ?と思うような流れだったんです」
この試合の先制点は、前半13分に町田のFW西村拓真選手に決められ、この時点で0-1となり、グランパスは早い時間帯から相手を追いかける展開となりました。
その後一度は追いつきますが、「この試合で唯一良かった部分」と城所。
城所「前半20分、先制されてから結構早い時間にチャンスがありました。グランパスがFKから細かく繋いで、MF椎橋慧也選手が難しい体勢からゴール前にラストパスを通すと、DF佐藤瑶大選手が右足で蹴り込んで同点に」
佐藤選手は、このゴールがJ1初得点。しかもグランパスで初出場&初スタメンで出した結果ということで城所も「嬉しかった」とコメント。
試合はこのまま1-1で前半終了。先制されながらも前半のうちに追いついたことは良かったものの、昨季3位の町田がこのまま終わるはずがありませんでした。
守備崩壊の理由は3バックに?
試合が動いたのは、後半29分。
町田のFWナ・サンホ選手にゴールを奪われ、1-2と再びリードを許すことになり、グランパスは追いつくことができず、そのまま試合終了。
城所「1-2の敗戦とはなったんですが、負けるような内容ではなかったんじゃないかな、正直勝機もあったんじゃないかなと、個人的には思うんです。
これでグランパスは2015年の開幕4戦で2分け2敗以来の10年振りの4試合未勝利。町田に対しては、昨季のリーグ戦含めると3連敗。ちょっと受け入れられない現実です」
リスナーからは「3バックではなく4バックに変えた方が失点を防げるような気がします」との声も。
守備に人数をかければ失点が防げる可能性が上がるとしつつも、その分攻撃が抑え気味になるのではと懸念する城所。
確かに3バックで結果が出ていないなら、4バックに変えるのもいいかもしれませんが、こればかりは長谷川健太監督の采配次第のため、どうにもできません。
開幕4戦連続未勝利・4戦連続複数失点
第4戦のあと、スポーツ新聞の見出しに「10年振りの開幕4戦連続未勝利・4戦連続複数失点」と書かれてしまいました。
総失点数は第4節終了時点で11、対する総得点数は4と、苦しい状況が数字にも表れています。
長谷川監督は試合後、次のコメントを残しています。
「失点ばかりがクローズアップされますが、しっかり前の選手が取り、後ろの選手が守れれば試合に勝つことができます。今はそれがうまく噛み合っていない状況です。ひとつきっかけを作ることが大事だと思います」
なお放送翌日の8日、アウェイのヨドコウ桜スタジアムで開催されたJ1第5節・セレッソ大阪戦は1-1と引き分け。開幕以来の連続未勝利は5となってしまいました。
SNSでも監督の采配への疑問や解任論が強まる中、勝利がチーム状況を変える鍵になることを考えれば、どんな内容であれ勝つことが最低条件です。
(葉月智世)
番組紹介

読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。