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料理人が人間国宝になる日が来る?「食の至宝」として顕彰する制度生まれる

料理人が人間国宝になる日が来る?「食の至宝」として顕彰する制度生まれる

日本の食文化を守るため、料理人を「食の至宝」として国が顕彰する制度が生まれます。料理人などの食分野から人間国宝の認定にもつなげたい狙いで、新たなジャンルの人間国宝が生まれるかもしれません。2月26日の『CBCラジオ #プラス!』では、CBCアナウンサー永岡歩と三浦優奈、つボイノリオがこの話題についてトークを交わしました。

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顕彰対象は日本食だけじゃない

「食の至宝」として顕彰する対象は日本料理だけではなく、西洋料理、菓子など多様な分野で頂点に立つ技術を持った個人。
さらには料理人のみならず、酒造りの杜氏や仲居など、日本で食文化を支える多様な人材を対象にしていく予定です。

永岡「人間国宝は陶芸であったり、歌舞伎とか様々なものでありますが、確かに料理人、食に関わる方がいてもおかしくないよなっていうのは思いますよね」

ユネスコの無形文化遺産に「和食」や日本酒などを造る技術「伝統的酒造り」が登録されたりと、日本の食文化は海外からの評価が高まっています。
しかし一方で、担い手不足が大きな課題です。

推しは推せる時に…

料理人の人間国宝が生まれた際、気をつけるべきことがあるとつボイは語ります。

つボイが京都でホテル暮らしをしていた際、そのホテルレストランで人気だったシェフが亡くなりました。
ファンとともにシェフを偲ぶ会を開催することになり、つボイは司会を依頼されたそうです。

レストランのあるホテルに住んでいたので、当然シェフの料理を食べたことがあるだろうと依頼されましたが、実はつボイ、高級すぎて一度も食べたことはありませんでした。
シェフの料理を食べたことのある司会者に代役をお願いしたことで解決しましたが、そこで痛烈に感じたことがあったそうです。

つボイ「映画とか工芸とか、ああいうものは人間国宝とかのすごい人が作っても、後で追体験できるけども、料理だけはその人が生きている間しか味わえへん」

料理人が生きている間に行かなければ、職人の技を体感することはできません。

永岡「しかも三つ星とか取るようなとこっていうのは、お金払っても食べに行けないですからね。予約が取れない」

お金とスケジュールと待つ根気が要りそうですが、後悔しないためにも気になった場合は行動するべきでしょう。

選考委員になりたいな

これから選考委員が選ばれますが、永岡は料理人が選考委員になった際、自薦することはできるのかが気になります。

つボイ「選考委員になってみたい。ちょっと…タダで食べられる(笑)」

永岡「今日は和食の三つ星!次は洋食の三つ星!(笑)」

無料で全国の高級料理を食べられると盛り上がるふたりに、三浦は「そんな人は選考委員にはなれません」とピシャリと言い放ったのでした。
(ランチョンマット先輩)
 

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