開催20周年!グルメで振り返る愛・地球博の思い出
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今年の4月13日に開催を控えた大阪・関西万博を前に、2月24日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、開催20周年を迎えた「愛・地球博」を振り返りました。つボイノリオと小高直子アナウンサー、榊原悠介アナウンサーがリスナーからの投稿も交えながら、それぞれの思い出を語っています。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く忘れられない味
愛・地球博についての投稿です。
「あちこち飲食店があって、食べ回りました。比内地鶏の親子丼も美味しかったですが一番おいしかったのは、フランス料理店の『クイーン・アリス』で食べたフォアグラ大根。ほっぺが落ちるというのはこういうことかと感動しました。
万博会場で2度食し、万博閉会後は中部国際空港のお店でも何度か食べました」(Aさん)
愛・地球博でフォアグラを食べて以来、虜になってしまったようです。
小高「各国のいろんな料理があってね。もっとカジュアルに食べられるものから、Aさんが食べたフォアグラのように高級なものもありましたね」
本格的な味を楽しむことができるダイニングレストランから手軽に味わえるファストフードまで、世界中のグルメを一度に満喫することができるのは万博ならではかもしれません。
ノーマルラーメン
愛・地球博開催当時は小学校6年生だったという榊原。開催期間中に合わせて10回ほど行ったそうです。
つボイ「何食べたか、とか覚えてますか?」
榊原「私はフードコートでラーメンばっかり食べてました(笑)」
小高「すごい小学生っぽいですね(笑)」
万博開催中は日本全国、世界各国からも多くの人が訪れます。パビリオンに行列ができるのはもちろんのこと、飲食店もとにかく並ばなくてはならなかったといいます。
榊原「その点フードコートは広くて割とすぐに食べられるので、いつもチャーシュー麵セット1,000円を頼んでましたね」
つボイ「ラーメンっていっても、どこかの国のとかじゃなくて?」
榊原「普通のラーメンです(笑)」
やはり世界の珍しいグルメは人気だったのでしょう。並びたくない、待ちたくない小学生の榊原は、どこでも食べられる一般的なラーメンばかり食べていた思い出があるようです。
大人のモヤモヤ
小高「これが小学生の子を連れて行った時の、親の若干のがっかりにつながるのよ…」
主婦の小高、実感のこもった物言いです。
確かに、ラインナップが豊富でこどもが多少騒いでも気を使わないフードコートは、子連れの強い味方です。
小高「でもフードコートにも、各国の珍しいお料理を取り扱うところもあったのよね。そんな中でこどもって、何食べる?って聞いても『ラーメン!』って言うの(笑)」
榊原「あと他によく食べてた記憶があるのはカレーですね。これもインドの、とかではなく普通の(笑)」
当時、番組で愛・地球博の取材に出かけたというつボイと小高。その際に料理を食べることになったそうですが、「せっかくだからちょっと珍しいものを」と、トルコ料理を食べたのだとか。
小高「大人なんかはそういうことをやってみるんですけどね」
大人はついつい「いつでも食べられるでしょ?」と口を出したくなりますが、こどもにとってはどこへ行っても慣れ親しんだ料理の方が魅力的に感じるのかもしれません。
食から入る国際理解
他にも食べ物の思い出にまつわる投稿が寄せられました。
「懐かしいです。あの時初めて韓国のチヂミを食べました」
つボイ「こういうことをやって欲しいわけやな(笑)万国博覧会やから。カレーやラーメンは日本で食べられるから」
Bさんの投稿は続きます。
「目の前で焼いて提供してくれたんですが、ゴマ油をこれでもかと鉄板に垂らしたのを見てびっくり、でも食べてみたら美味しかったのが一番の思い出。二度出かけたのにどんなパビリオンを見たのかは記憶にありませんが、このチヂミの美味しさはよく覚えています」(Bさん)
つボイ「これが食べ物の威力や」
小高「愛知万博って2005年でしょ?いわゆる日本での一大韓流ブームが起きるのはこの後ですからね」
今でこそ若い世代を中心に韓国の文化は広く浸透していますが、当時はまだほとんど知られていませんでした。
小高「すごく近い国同士なのにね。そこへこういうお料理が食べられたり勉強できたりっていう機会があると、ちょっと興味持てたりするよね」
いきなり歴史や文化を学ぶとなると構えてしまいますが、その点食べ物はとっつきやすいです。大阪・関西万博でもさまざまなグルメを通して、他国に対する理解が深まるきっかけが生まれるかもしれません。
(吉村)
番組紹介
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