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中日・松山晋也投手が描く"無双”の抑え。AK-69の楽曲に込めた青森の誇り

中日・松山晋也投手が描く

CBCラジオ『ドラ魂キング』、音楽好きで中日ドラゴンズビギナーの佐藤楠大アナウンサーが、普段は一部分しか聞かない選手の登場曲を深掘りして紹介する「佐藤楠大のウォークアップソング」のコーナー。2月20日の放送では、2024年シーズンに「最優秀中継ぎ投手」に輝いた松山晋也投手の登場曲、AK-69さんの「IRON HORSE -No Mark-」を取り上げました。

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支配下からの快進撃

青森県出身の松山投手は、2022年のプロ野球ドラフト会議で中日ドラゴンズから育成1位指名を受け、八戸学院大学からプロの世界へと足を踏み入れました。

2023年シーズン中に支配下登録となり、2024年シーズンには59試合に登板。2勝3敗、防御率1.33、41ホールドという輝かしい成績を残し、「最優秀中継ぎ投手」のタイトルを獲得しました。

昨シーズンのオフに読売ジャイアンツへ移籍したライデル・マルティネス投手の後任クローザー候補が連日話題となる中、クローザー奪取の意欲もメラメラと見せている姿が印象的です。

佐藤は「松山投手との会話からは、スケールの大きさが違うことと野性的な一面を感じます」と語ります。

ドラフト前夜にマウンドに布団を敷いて寝たエピソードや、周囲から「ガンギマリ」と呼ばれるエピソードからも、松山投手の独特な人間性が伝わってきます。

「無双」宣言

今回の沖縄キャンプ取材でも、その人間性が垣間見える発言がありました。

「ドラゴンズの抑えとして、どんなイメージで取り組んでいきたいか」という質問に対し、松山投手はひと言「無双」と答えました。

この答えに一瞬戸惑いを見せた記者たちに、松山投手は「強さが際立つ抑えになりたいということ。自分が出てきたら、相手に『もう無理だ』と思わせる存在になっていければいいです。それが理想です」と話したそうです。

佐藤は「相手を怯えさせるというより、戦闘心すらそぎ落としてしまうような強さ。それが松山投手自身の考える“無双”。まさにイメージにピッタリな言葉だなと、改めてその意図を聞いた時に思いました」と振り返ります。

井上一樹監督は、勝ちパターン、いわゆる「方程式」を作るのは開幕してからと話しています。この抑え争いはドラゴンズのチーム力向上には不可欠。今後も注目していきたいポイントです。

成り上がりの誓い

松山投手が登場曲として選んだのは、ヒップホップMC、AK-69さんの「IRON HORSE -No Mark-」です。AK-69さんは愛知県小牧市出身で、ドラゴンズファンにも馴染みがあるミュージシャンです。

「IRON HORSE」という曲は、文字通り「馬」がテーマとなっています。地方の競馬場から成り上がって勝ちを積み重ね、競馬の最大の祭典ともいわれる中央競馬のダービーで勝利を収めるという内容を描いています。

松山投手は「成り上がりのストーリーを自身の姿に重ね合わせている。自分は青森出身で、地方馬という気持ち。自分を重ねながら、気持ちを高めています」と、この楽曲に込めた思いを語っていたそうです。

松山投手にとっての「ダービー」がどこになるのかはまだ分かりませんが、「ドラゴンズの守護神として日本一に導く姿を期待したい」と、佐藤は締めくくりました。

コーナーの最後には、松山晋也投手の登場曲、AK-69さんの「IRON HORSE -No Mark-」をオンエアしました。
(minto)
 

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