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中日OB・中村武志、星野仙一さんに一度だけアピールした方法

中日OB・中村武志、星野仙一さんに一度だけアピールした方法

2月10日、韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める元中日ドラゴンズの中村武志さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に電話出演しました。中村さんが現役時代のキャンプと今のキャンプではどこが違うのか、パーソナリティの大谷ノブ彦(ダイノジ)と加藤里奈が話を聞きました。

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気になる捕手

沖縄キャンプを訪れた大谷は、まず捕手が気になった様子。ドラフト4位で入団した石伊雄太捕手は開幕スタメンもいけると思わせるほどの送球の良さ。

その一方でバッティングはまだまだとか。
これに対し「バッティングは経験なので、試合に出ればそこそこ打てるようになる」と中村さん。

ちなみに中村さんは3年目で、当時の星野仙一監督の目に留まり初出場。4年目からレギュラーに定着しました。

大谷「武志さんは何が良かったんですか?」

中村「性格だけです。性格と体力と、怪我に強かったということだけ」

ひとボケも混ぜつつ、しっかり自己分析している中村さん。

「加藤バズーカ」二軍スタートの意味

大谷「武志さんが指導者としたら、レギュラーキャッチャーはどこを重視します?」

中村「盗塁阻止できる肩の強さを、一番最初に見るべきところですよね」

「加藤バズーカ」と呼ばれるほど強肩の加藤匠馬捕手は、意外にも二軍の読谷スタート。井上一樹監督の真意はどこにあるのでしょう?

中村「加藤捕手のことはある程度わかっているので、今の時期、若い選手を一軍で使ってみてみたいんですよ」

「加藤捕手は開幕が近づけば一軍からお呼びがかかる」と見ている中村さん。

星野クエン酸

リスナーからの質問です。

「いよいよオープン戦が始まりますけど、武志さんはオープン戦の時に、星野さんやコーチに何かアピールはしていましたか?」(Aさん)


燃える男・星野監督には、恐れ多くてとても言えなかったと語る中村さんですが、選手時代の井上監督は星野監督と冗談を交えながら会話していたそうです。

中村「まだ井上監督は本当の星野さんの怖さを知らなかった。私ぐらいになると、ある程度の怖さを知ってましたからね」

星野さんの真の怖さを知るプロフェッショナルの中村さん、実は一度だけ、テレビのインタビューを通じて星野監督へ「私を使ってください」とアピールしたことがあるそうです。

中村「面と向かっては言えませんからね。大谷さんもあるでしょ?顔見て話せない人に電波を利用して言ったこと」

大谷「そこまでビビった人はいないですよ(笑)」

中村「レモン見たら唾が出るでしょ?梅干し見たら唾が出るでしょ?そういうことなんですよ」

大谷「『星野クエン酸』なんですね(笑)」

ウォーミングアップがつらい

「星野監督時代のキャンプの練習メニューで一番つらかったものは何でしたか?」(Bさん)

中村「ウォーミングアップですね。星野さんの時代の選手は全員口を揃えて言うと思いますよ」

ウォーミングアップに2時間かけていたという星野監督時代。しかも内容はランニング30本など、ほとんど強化トレーニング。

中村「その時点でバテますよ」

当時はどのチームもきつい練習をしていたそうですが、中でもドラゴンズはきつかったとか。

ダーティーハッスル77

大谷「ダーティーハッスル77やってたんですね(笑)。ウォーミングアップがダーティーハッスル77?」

井上監督自ら行なう地獄のノック「ダーティーハッスル99」になぞらえ、星野監督の背番号で言い換える大谷。

中村「当時はそんなもんじゃないですよ!」

大谷「ダーティーダーティーハッスル?(笑)」

当時は練習が終わってホテルへ帰り、ご飯をかき込むと、シャワーを浴びる暇もなく夜間練習が始まったそうです。

大谷「お酒を煽るとか、ゲームやるとか、息抜きはあったでしょ?」

中村「…ない」

ボソッとひと言で表現する中村さん。

大谷「何かつらくなってきた…思い出させてすいません」

中村「プロの世界は厳しいんですよ」

開幕前から気になることがいろいろ。キャンプから目が離せません。 
(尾関)

 

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