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つボイノリオ、前立腺がん治療へ。リスナーからの励ましと実体験

つボイノリオ、前立腺がん治療へ。リスナーからの励ましと実体験

1月27日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、パーソナリティのつボイノリオが前立腺がんと診断されたことを自ら明かしました。治療のため番組を休む必要があることから、リスナーに心配を掛ける前に正直に話そうと決意したことも語りました。31日の放送ではつボイに対する激励の声や、同じ病気を乗り越えたリスナーから寄せられた体験談を、小高直子アナウンサーとともに紹介しました。

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偶然の検査が人生を変えた

「つボイさん、よく前立腺がんを公表してくださいました。ご自身の体験をリスナーの方々に知ってもらい、活かしてほしいとの思いからと推察しますが、その勇気に心より敬意を表します。私が前立腺がんになったのは10年ほど前でした」(Aさん)

つボイ「本当に同じ病気の人って、同じ病気の人の体験を聞きたがるもんです。皆さんも『私の場合はこうやった、あの人の場合はこうやった』というおたよりをいっぱいいただいております」

Aさんは当時を振り返ります。

「市の健康診断を終えて帰ろうとすると、入口近くで暇そうにしている検査コーナーがあり、ふと見るとPSA検査と書いてあります。なんだかよくわからないけど、ついでに受けていくかと軽い気持ちで採血してもらったのが事の始まり」(Aさん)

絶望の診断から、選択の時へ

軽い気持ちで受けた検査が、Aさんの人生を大きく変えることになりました。

「PSA検査」とは前立腺がんの腫瘍マーカーです。正常値は0~4の範囲で、つボイも長い間4以下でしたが、去年の8月には正常値のギリギリとなる4となり、さらに11月、12月には4を超えてしまったといいます。

思いもよらない高い数値が出て、Aさんは直ちに再検査となりました。

「エコー検査、直腸診、生検をして『前立腺がんです。間違いないですね』と診断を受けた時は、『ああ、これで俺の人生も終わりか』と落ち込んだものでした」(Aさん)

当時、前立腺がんの治療法は2種類あったそうです。

「前立腺摘出術と小線源に代表される放射線療法でした。私は、親からもらった臓器を摘出されるのが嫌だったので、放射線療法を選びました」(Aさん)

ネットが結んだ奇跡の縁

ネット検索で見つけた、一宮で釣具店を開いている方が滋賀で受けた小線源体験記が参考になり、ページに公開されていた先生のアドレスにメールを送り、診察を受けることになったといいます。

「後で知ったんですが、先生はこの治療法では日本を代表される方で、診察を受けるだけでも半年は待たねばならないとのことでした。本当に偶然なんですが、私の大学時代の同級生が先生の手術を受けた直後で、そのことをメールの最後に書いたのが良かったかもしれません。人生というのは巡り合わせとか偶然があるなと思いました」(Aさん)

Aさんは数ヶ月後にその先生の手術を受け、それから10年経った今は前立腺がんだったことを忘れるほど絶好調だそうです。

希望をつなぐ体験談

つボイは同病で苦しむ人たちへの希望となるこうした体験談の投稿が「同病で苦しんでいる人、他の病気でもうれしい」と語ります。

「前立腺がんは早期に発見すればほぼ100パーセント完治する癌です。『早く見つかってよかったね』という先生の言葉が今も思い出されます」(Aさん)

つボイは放射線治療の種類について「中に入れて、中からその患部に向かって放射線をこう加える」治療法と、自身が選択した「外から」照射する方法があると説明しました。

同じ病気を経験したリスナーからの投稿がまだまだ多いため、来週の放送で時間を取って詳しく説明する予定とのことです。
(minto)
 

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