夢は大きく!静岡県長泉町の「世界一小さな公園」
1月14日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、静岡県長泉町の隠れた名勝「世界一小さな公園」を取り上げました。現在、世界で認められるためにギネス記録に申請中だそうです。世界一とはどのくらいの大きさで、どのような公園なのでしょうか?光山雄一朗アナウンサーが静岡県の長泉町工事管理課の神山修二さんに伺いました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く50センチ四方の公園
「世界一小さな公園」とはどんな公園でしょうか?
神山さん「30年くらい前に、当時の担当者が道路の建設の余剰地に、地域の住民方の休息や交流の場として『世界一小さな公園』の面積より小さな公園を整備しました。
が、公園がある場所が道路区域にあったのでポケットパークということで30年以上景観を維持する形をとっていました」
ポケットパークとは何ですか?
神山さん「道路の余剰地を使って休憩施設を設置するような場所です」
どのくらいの広さですか?
神山さん「面積は0.25平米くらい。中にベンチと植栽とエントランスがあり、人ひとりが座れるくらいのスペース。50センチ四方です」
これは公園と言えるんでしょうか?
神山さん「『公園』という定義はあります。都市公園法、都市公園条例で定めている中で、長泉町が『公園』ということで公告をすることになります。
昨年12月25日に長泉町から公告をさせていただいたので、今は公園という形になっています」
世界一をめざして
なぜ小さい公園を作ろうと思ったのでしょう?
神山さん「公園の計画は30年前です。ある職員がアメリカに旅行に行った際、現在の世界記録に登録されている公園を見た。その話を聞いた職員が、当時、ポケットパークを作っていたので、せっかくだからもっと小さい公園を作ろうとこの公園を作ったそうです。
お金をかけることなく、効果のあるものを作りたいという思いがあったそうです」
現在、ギネスに申請中だそうですね。
神山さん「測量自体は昨年の12月21日に行ない、証拠の書類を映像や画像で示したものをギネスに送っています」
人ひとりが座れる
山本衿奈「50センチ四方の中にベンチ、植栽、エントランスがあるのですか?」
神山さん「はい、ベンチはひとりがぎりぎり座れます」
ベンチに座ると公園のスペースから足がはみ出ることはないですか?
神山さん「当然はみ出ます(笑)」
地元のみなさんの反響はどうですか?
神山さん「30年以上そういった景観を維持していますので、長泉町ゆかりのある方から夢がある挑戦だから申請が通って欲しいと期待されています。
長泉町初の世界一のギネス記録ですから、今後これを活用したものを考えていきたいと思っています」
認定はいつごろされそうですか?
神山さん「来月2月上旬、中旬くらいの予定です。長泉町は静岡県の南東、伊豆半島の付け根にある小さな町です。新幹線、東海道線の三島駅や、高速道路からアクセスできます」
アクセスもいいので、認定されたら世界一を味わってみてはいかがでしょう。
(みず)