リーグ戦は5戦未勝利の名古屋グランパス、最終戦はどうなった?
11月30日に岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われたホーム最終戦・J1第37節のサガン鳥栖戦で完敗を喫した名古屋グランパス。12月6日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、城所あゆねが試合の振り返りと、シーズン終了後の情報をメールを交えて紹介しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くJ2降格が決まっているチームに完敗
J1第37節・サガン鳥栖戦は0-3と完敗に終わりました。これでリーグ戦は5戦連続で勝利なし。ホーム最終節で今季退団が確定しているGKミッチ・ランゲラック選手への花道とはなりませんでした。
城所「正直、来年が少し不安ですね」
奇しくも今季のホーム開幕戦(2月23日のJ1第1節・鹿島アントラーズ戦)もホーム最終戦も、0-3と同じスコアで敗れています。
試合について「振り返りたくない」と言いつつ、リスナーの投稿を紹介する城所。
「悔しい敗戦でした。ミッチの最後の雄姿を目に焼き付けようと長良川に集った多くのサポーターの目の前で、既にJ2降格が決まったJ1最下位にやられました」(Aさん)
やはり、ランゲラック選手のホームでの試合を勝利で飾ってほしいと思ったサポーターは多かったようです。
永井選手のゴールが決まっていれば…
試合展開は、前半から一方的にやられる展開でした。
前半8分に鳥栖のMFヴィキンタス スリヴカ選手に先制されると、続く前半10分にもMF中原輝選手に追加点を奪われます。
前半終了間際、グランパスもFW永井謙佑選手がゴールしたかに思えましたが、オフサイド判定で取り消しに。後半22分にまたMF中原選手にとどめの3点目を入れられます。
「永井選手のゴール取り消しで反撃の機運が失われて敗戦。頼むから次の最終戦(12月8日)でうれしいことも、悲しいことも悔しいこともいろいろあったけど、ミッチを笑顔で送り出せるように何が何でも勝ってくれ!」(Bさん)
城所「もうこのメールに、私の意見を全て言っていただきました。もし、永井選手のゴールがオフサイドじゃなくて決まっていたら、試合の流れも変わっていたんじゃないかなって」
長いシーズンを戦う中で、どうしても試合の流れが悪い時もあれば、運がない時もあるもの。
今回の試合については、サガン鳥栖の方が強かったということでしょう。
育成型期限付き移籍の成瀬選手、契約終了
6日、グランパスはJ2のV・ファーレン長崎に育成型期限付き移籍をしていたDF成瀬竣平選手と今季限りの契約終了を発表しました。
育成型期限付き移籍は、23歳以下の日本人選手が所属クラブと同一または所属クラブより下位カテゴリ所属のクラブへ移籍する場合に限り、移籍期限外での期限付き移籍を可能にして若手の出場機会を増やそうという制度。
成瀬選手は、グランパスユース出身でグランパスのマッシモ・フィッカデンティ前監督時代の2020年は25試合、2021年は18試合に出場してサイドバックのレギュラーを伺う位置にいたこともありました。
城所「正直、まさかという気持ちです」
このニュースには城所も驚いた様子。
「マッシモ前監督時代はDFの要となれるくらいの活躍をしていたのが印象に残っています。新天地で頑張ってほしいです」(Cさん)
まだ23歳、これからの活躍を願うばかりです。
なお8日にアウェイ・日産スタジアムで行われた今季最終戦、J1第38節 横浜F・マリノス戦では、グランパスが2-0と白星で飾りました。
(葉月智世)