嫁姑バトルが障害に?家庭の味をどう伝える
令和になってもリスナーから嫁姑の戦記が寄せられるCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物「嫁姑のコーナー」。12月4日の放送でも、リスナーから寄せられたエピソードをつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介していきます。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く冷蔵庫の中の黒い物体
1日おきに舅姑さんのためにおかずを作り、夫に運んでもらうというリスナーのおたよりです。
「好きなものはすぐに食べてくれますが、気に入らないものは手も付けず、冷蔵庫の中で、原型がわからないくらい真っ黒な物体になっていることもあります」(Aさん)
小高「怖い怖い」
「冷蔵庫の中に私の作ったものがなくなっているとホッとする半面、捨てているかもしれないけど、放置しているよりはましかと思ってしまいます」(Aさん)
小高「黒くなってお嫁さんの作った形跡がなくなると、捨てることができるようになるのかもね」
「ちなみにうちの姑は、例えば4人いて2つしかないものでも、これ美味しいねと何の躊躇もなく食べるタイプです。他人のことは一切考えません」(Aさん)
小高「一人頭何個という計算が通じない人なんですね」
愚痴るのはいいけれど
隣に住む義母が、よく愚痴を言いに来るという男性リスナーからのおたより。
「愚痴を聞くのは全然いいんです。何十回と聞いた話でもいいんです。でもね、ゴホゴホ言いながらはやめて欲しいです。マイコプラズマ肺炎怖いんです」(Bさん)
悲壮感漂うボヤキのようなBさんのおたよりは続きます。
「有休ないんです。仕事休めないんです。手取り減っちゃうんです。勘弁して欲しいです。マスクして欲しいです。お願いいたします」(Bさん)
つボイ「まあ、こないだゲッホゲッホ。あんたのよお、ゴホゴホゴホ。娘がゴッホゴッホゴッホ。ちっとも話が進まへん」
義母をリアルに真似するつボイです。
心が拒否する
「姑の料理を継承するかについて。いくらこどもが称賛しても姑の料理なんか継承するもんかという気持ち。同居が長かった私は分かります」(Cさん)
おばあちゃんの得意料理をもう一度食べたい、と息子が呟くという問題です。
昔風に言うと、姑から嫁へと受け継がれる家庭料理の味。しかし自分の息子が「おばあちゃんの料理はおいしい」と言ったということは、その味は嫁へと受け継がれず、途絶えている状態です。
「こどもが小さかった頃、杵と臼で餅つきをしていました。こどもは大喜びで、私も楽しいと思っていたけど、姑が私にやり方を伝授しようと説明をし始めた途端、心が拒否して『絶対に覚えるもんか』というモードになりました」(Cさん)
現代風の家庭料理の伝え方
また、わざわざ姑が料理教室で習ってきた肉団子も、食べたらすごく美味しかったのですが、Cさんは「絶対作らない料理リスト」に入れているそうです。
「私がレシピを見て肉団子を作ったとしても、『おばあちゃんの方が美味しい』と残酷なこどもの言葉が出たら心が折れまくりでございますもんね」(Cさん)
小高「じゃあ、おばあちゃんレシピの肉団子だけじゃなくて肉団子全般が禁忌なの?」
つボイ「同じカテゴリーの物は作らへん、いうことやな」
「でも姑もね、大姑が手作りしていた梅干しは作りませんでした」(Cさん)
つボイ「代々『受け継がへん』ということが受け継がれとるんです」
「逆に私は大姑が亡くなって、市販の良い梅干しがド高いことを知った時、梅干しを手作りしようと思いました。嫁、姑、大姑で隔世で伝わる料理があるかもしれません」(Cさん)
つボイ「ひとつずつ置くと確執が薄れる」
小高「ひとつおきで料理は伝わるもんだということです」
(尾関)