Jリーグも間もなく今季が終了します。シーズンが終われば、各チーム選手や監督・コーチなどの入れ替わりがあり、悲喜こもごものオフとなります。早くも名古屋グランパスからは2つの大きな発表がありました。11月29日放送のＣＢＣラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねがリスナーの反響を交えて、この重大情報を紹介しました。

チーム歴代2番目の長期政権

グランパスは11月26日に長谷川監督と契約を更新し、来季2025年シーズンも引き続き指揮をとることを発表しました。
チームはDF三國ケネディエブス選手たち若手の成長、ルヴァン杯優勝などを評価したとのこと。

「長谷川監督の来季続投が決まりましたね。やはりルヴァン杯優勝が高く評価されたのでしょうか。ストイコヴィッチさんの7期に続く2番目の長さの4シーズン目ということで、うれしいです」（Aさん）

城所「そうなんです。長く監督をされている方って少ないんですよね。ストイコヴィッチ監督の次に長いですね」

「ピクシー」の愛称で知られたドラガン・ストイコヴィッチさんは、グランパスでは言わずと知れたヒーロー。
選手としてもグランパスで活躍後、監督としてチームを率いたレジェンド中のレジェンドで、今なおサポーターに愛されています。

厳しめの評価や采配を評価

一方で、こんな声も。

「長谷川監督続投ですね。ルヴァン杯は確かに優勝しましたが、リーグ戦は開幕3連敗に始まり、いいところがなかったです。来季はリーグ優勝をしましょう」（Bさん）
少し厳しい見方をする意見もありました。

一方で、今季はグランパスの選手にケガ人が多い中、思い切った采配を評価するリスナーもいました。

城所「そうね、確かに思い切った選手交代もありました」

少しでもいい順位で終わり、来季へとつなげてもらいたいものです。

1年でチームを退団

もうひとつのニュースは、悲しいニュース。

11月27日、FWパトリック選手が今季をもって契約満了することを発表。1年でチームを離れることになりました。
パトリック選手はこの発表に伴い、次のようにコメントしています。

「年始一番初めのインタビューで『今年の目標はタイトルを獲得すること』だと言い、その目標を達成（ルヴァン杯優勝）することができたので顔を上げてこのクラブを離れます。

僕の名前を叫び、後押ししてくれたファン、サポーターの皆さまに感謝しています。
これからも日本で最善を尽くしていきたいと思います。心の底から感謝しています。今年名古屋グランパスでプレーすることができて本当に良かったです」

リスナーからは「今季は何度もパトリック選手のゴールに助けられた」と惜しむ声が。

城所「もともと1年契約だったのかもしれませんが、いい活躍したからね。ここで契約更新梨はちょっと寂しい」

パトリック選手は、日本でも川崎フロンターレ・ヴァンフォーレ甲府・ガンバ大阪など多くのチームで活躍した選手。多くの得点を決めて各チームでは結果を残してきただけに、次の去就が気になります。
「これからも日本で最善を尽くしていきたい」とある通り、日本での移籍を模索するのかもしれません。

ホーム最終戦となった30日のサガン鳥栖戦では、0-3で敗れてしまったグランパス。
12月8日にアウェイ・日産スタジアムで開催される第38節・横浜F・マリノス戦を残すのみです。
（葉月智世）