みかんをサラダにかける?おすすめのアレンジレシピ
毎週月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。今年の異常な夏の暑さや、残暑の影響から生育が遅れている秋冬果実。そんな中、11月29日の放送で名古屋市中央卸売市場セントライ青果の暮石さんがピックアップしたのは「みかん」。デザート代わりに食すことが多いみかんですが、意外なものにアレンジしたレシピも紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くみかんの原産地は?
日本でみかんの栽培が始まったとされているのは、今から約500年前の室町時代になります。
一般的に「みかん」とされているのは温州みかんと呼ばれるもので、中国の有名なみかんの産地「温州」の地名にあやかってつけられた名前と言われています。
原産地は鹿児島県で、産地として特に有名なのは主に和歌山県、愛媛県、静岡県。
CBCラジオがある愛知県では蒲郡市や知多半島で多く栽培されています。
時期によって変わる品種
10月から11月下旬に出回っている品種は「早生みかん」と呼ばれるもので、甘味と酸味のバランスが良く、薄皮の部分が薄いので食べやすいのが特徴です。
年が明けてくると「青島みかん」という品種も美味しくなっていきます。
大玉で皮がやや厚いものの手で剥きやすく、甘みがさらに強く感じられるみかんです。
酸を抜いて甘みを引き出すため、早生みかんよりも収穫され、少し長く置いた後に出荷されるので、甘くて美味しいんだとか。
時期によって変わるみかんの品種でも移りゆく季節を感じることができます。
白い筋、取る?食べる?
みかんと言えば、多くの人が「みかんにある白い筋、取るべきか食べるべきか問題」に悩んでいるでしょう。
果物のプロ・暮石さんによると、この白い筋は食べた方がいいそうです。
この白い筋は「維管束」といい、根や葉から吸収した栄養を運ぶアルベドと言われるものです。
これには豊富な食物繊維とポリフェノールの一種であるヘスペリジンというものが含まれているので、そのまま食べる方が栄養を摂ることができます。
もちろん、苦みや食感が苦手な人は手で取り除いても問題ありません。
取る際はみかんのヘタがついている頭の部分から指を入れて剥くと、そのままペリペリと剥がれやすくなるそうです。
おすすめみかんアレンジレシピ
暮石さんおすすめのみかんを使った料理は「みかんポン酢」。みかんを調味料にするアレンジです。
レシピ
①洗ったみかん1玉を横半分に切り、絞り器で絞ります。
(絞り機がない場合は、フォークやスプーンを突っ込んでぐるぐる回せば汁が出てきます。)
②容器に①、①と同量の醤油を入れます。
③味見をして甘さを確認しながら、お好みでお酢を大さじ1~2加えよく混ぜ合わせたら完成です。
お好みで鰹節や昆布(おやつ昆布のような手軽なものでもOK)などを足すと甘みも加わるのでおすすめ。
しゃぶしゃぶやサラダチキンなどの肉料理や、鮭やタラのホイル焼きなどの魚料理にもよく合います。
また、ごま油を足すと中華風のポン酢になって美味しいとか。
パーソナリティの光山雄一朗アナウンサーは、前日にみかんポン酢を作り、ドレッシング感覚でサラダにかけて食べてみたそうです
光山「とにかくあっさりさっぱり、それでいてフルーティー。ドレッシングって、やっぱり油があるじゃないですか。このみかんポン酢は油がないので、罪悪感もなくなるなと」
さらにはみかんの芳醇な香りが広がり、みかんの新たな一面を発見をした感覚を得たそうです。
いつも「食べる」みかんを、たまには「かける」みかんでいただいてみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)