生まれ変わりは科学で証明できる?最前線の研究が明かす記憶の謎

4月1日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、事故物件住みます芸人の松原タニシが、過去生研究の第一人者・大門正幸教授と共に講師を務めた朝日カルチャーセンター名古屋教室の「生まれ変わり研究」講座について紹介しました。前世の記憶を持つこどもたちや、科学的アプローチで探る生まれ変わりの可能性など、最先端の研究内容を伝えました。
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大門教授は中部大学の教授で、過去生(前世)研究で知られるアメリカのバージニア大学でも客員教授を務めています。『クレイジージャーニー』(TBSテレビ)では、9.11米同時多発テロの被害者の記憶を持つ10歳の少年の前世を突き止める旅に挑みました。
前世の記憶を持つこどもたちが世界中に存在しており、大門教授はそういったこどもたちの話を集めて研究をしています。
過去生記憶を持つこどもたちの研究は、50年以上前から始まっており、現在までに2,600もの事例が収集されています。
大門教授の研究手法は、前世があるかどうかという議論ではなく、前世の記憶を持っていると語る人々への徹底した聞き取り調査に基づいています。
戦艦大和の記憶を持つ男の子
最近の事例として松原が紹介したのは、戦艦大和に乗っていた記憶を持つ日本人の男の子「なつきくん」の話です。
5~6歳のなつきくんは、敬礼をしたり、戦艦大和が左側から撃たれた事実を詳細に説明するなど、戦時中の記憶を鮮明に語ったといいます。
なつきくんの前世記憶は成長とともに薄れていき、10~11歳になると完全に消失。その記憶の消失過程もVTRに記録されているとのことでした。
なつきくんはまた、「生まれる前にお母さんを選んだ理由があるけど、今は内緒」とも話していましたが、その記憶もなくなってしまったそうです。
ネパール語を話した日本人主婦
大門教授が過去生研究に興味を持ったきっかけは、本来の専門である言語学の研究でした。
失語症患者の治療法として用いられる「退行催眠療法」は催眠状態で過去に遡り、トラウマを探り出す方法です。さらに「前世療法」という、生まれる前の記憶まで遡る治療法も存在します。
興味深い事例として、日本人の主婦が催眠状態で「ネパールのある村の村長だった」と語ったケースが挙げられます。この方はネパール語を習ったことがないにもかかわらず、7割ほど正確なネパール語を話していたといいます。
研究の信頼性を高めるため、大阪の警察特捜部から嘘発見器を借りて検証を行ない、女性が「私はタマン族でした」と語ったことから、大門教授自らネパールに確認のために赴いたそうです。
意識と記憶の新たな可能性
前世の記憶や意識は脳にあるのか、それとも脳以外の場所にあるのかはまだ解明されていません。
脳の中の海馬を損傷すると新しいことが記憶できないように見えるといわれていますが、「本当に記憶がないのかどうかは、本人でなければわからない」という科学の限界もあるそうです。
意識がある可能性は否定できませんが、それを証明することが難しいからこそ、過去生の研究には意義があります。本来あるはずのないものや、あり得ないことを催眠中に詳細に語るという事例がたくさんあり、過去生があると仮定すると、つじつまが合うということです。
「前世など存在しないという固定観念を持っていては、研究が進まない」と大門教授は語っています。
最後に松原は「生まれ変わりという概念がもしあると捉えたら、新しい発見もあるんじゃないか」とまとめました。
(minto)
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