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「紅白歌合戦」名前が変わる日も来るかも?

「紅白歌合戦」名前が変わる日も来るかも?

寒さが本格的になり、年の瀬も少しずつ近付いてきました。大晦日の定番といえばやはり紅白歌合戦。2024年の出場者が発表され、話題になっています。11月20日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと友廣南実アナウンサーが紅白トークで盛り上がっています。紅白にそれぞれの思いを馳せるリスナーからの投稿も交えて話しています。

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豪華出演者発表!

紅白歌合戦といえばやはり、好きなアーティストが出場すると一層楽しいものです。
推しのアーティストが出場するということで紅白を待ち遠しく思う、AさんとBさんからの投稿です。

「40年応援しているアルフィーが、41年ぶり2度目の出場です。ここ数年評価が低くこき下ろされている紅白ですが、アルフィーが出るというだけで私的には最高で、大晦日が楽しみです」(Aさん)

「アルフィー、GLAYも出るということで楽しみです」(Bさん)

つボイ「やっぱりこう幅広く出ると、いろんな年代の方が見る気になりますよね」

ここ数年は若い世代に人気のあるアーティストが多く出場していたように思いますが、今年は少し雰囲気が変わりそうです。

一方で、旧ジャニーズ系のアーティストの出場は一組もないようです。
幅広い年代から支持を集めるperfumeや、昨年初出場し話題を呼んだAdo、若者層に人気のYOASOBIの出場も今年はないとのこと。

友廣「perfumeさんは、毎年歌っている印象ありますよね」

つボイ「perfumeさんが出ると画面的に面白いので、私も楽しみのひとつでした」

楽しみにしていたファンからするとなおさら、出場がないのは非常に残念です。

友廣「Adoさんは去年、お顔が見えない中での登場だったので盛り上がったように思ったんですけどね。
見えそうで見えないあの感じに、すごく食いついてしまいました(笑)」

出演アーティストだけでなく、出場枠にも少し変化があったようです。

なぜ41組?

「紅白出場者41組が発表されました。偶数組ではないのですか?」(Cさん)

つボイ「この人も勘が鋭い!」

紅組と白組に分かれての対抗戦なので、両組同じ出場者数でなければ公平ではありません。

つボイ「これは新聞を見ると、その理由がわかりますね」

出場者は紅組と白組合わせて41組に加え、特別枠ということで氷川きよしさんも出場されるとのこと。

つボイ「氷川きよしさんのアイデンティティといいますか、生き方のことを考えると『白でも紅でもないんと違うか』ということで、特別枠なんですね」

友廣「この時代ならでは、という感じがしますね」

多様性を尊重し合おうとする社会の風潮の中で、性別にとらわれない選択をした氷川さんの生き方が反映された結果となりました。

つボイ「もうちょっと言うと、紅白で分けること自体どうやろうという疑問が次に湧いてくるかもしれませんね」

友廣「近々変わってきそうな雰囲気もありますね」

時代の波に乗って変容していくのでは、と予想するふたりでした。

話は平安時代にさかのぼり

つボイ「そもそもの紅白の由来って、わかりますか?」

2組に分かれて戦うことを「紅白戦」と呼んだり、勝負するときの色分けにはたいてい紅と白が用いられたりします。
それにはこんな由来があるそうです。

つボイ「源平の戦いです。それぞれの旗の色が紅と白に分かれていたからです。紅が平家、白が源氏。戦う時に紅と白に分かれる原点は、ここなんです。

もともとが源平の戦いであるなら、平家は女ばっかり戦いましたか?源氏は男ばっかりですか?紅白に性別関係ないぞ、ということです」

紅は女の色、白は男の色、そんな概念は今の時代にはもう合わないのかもしれません。

つボイ「紅白の枠という考え方も、近年訂正されるかもしれんね」

友廣「『紅白歌合戦』という名前すらも変わってしまうかもしれませんね」

あながちあり得ない未来ではないように思います。

やっぱり紅白

ですがやはり長い歴史のある紅白歌合戦。
大晦日には欠かせない、という方も少なくないのではないのでしょうか?

「大晦日の締めは、家族みんなで紅白を見ながらすき焼きをつつき合うのが我が家の定番です。
紅白独特の賑やかさが子どもの頃から身に刷り込まれています。
今年は1月に孫が生まれたので、さらに楽しい大晦日になりそうです」(Dさん)

つボイ「まさに絵に描いたような大晦日ですが、友廣さんとこはどうでしたか?」

友廣「うちは毎年絶対紅白です。祖父母や従妹の小さい子も集まるので、みんなが楽しめるのがちょうど紅白なんですよね」

演歌から若者向けの曲まで、みんながそれぞれ楽しめるということで「大晦日は紅白派」だといいます。
多くの日本人から長く愛されてきた紅白歌合戦。
時代に合わせて少しずつ変容していっても、変わらず大晦日の定番であり続けてほしいという声もまだまだ多いです。
(吉村)
 

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