発見!中日の「タジ魔神」田島慎二投手、歴代登場曲の共通点
『ドラ魂キング』(CBCラジオ)、普段一部分しか聞かない選手の登場曲を、音楽好きで中日ドラゴンズビギナーの佐藤楠大アナウンサーが深掘りして紹介するコーナー「佐藤楠大のウォークアップソング」。10月10日の放送では、今季限りで引退を発表した”タジ魔神”こと田島慎二投手の登場曲、ケツメイシの『友よ~この先もずっと…』を取り上げました。田島投手の歴代の登場曲を調べていた佐藤は、ある共通点に気付いたといいます。それは一体?
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く開幕31試合連続無失点を記録
田島投手は1989年12月21日生まれ。
中部大一高から東海学園大を経て、2011年にドラフト3位でドラゴンズに入団しました。
“タジ魔神”の愛称で親しまれた田島投手は、ドラゴンズ一筋ならぬ東海地方一筋の地元生え抜きの選手。東海学園大学硬式野球部で初めてのプロ野球選手でもあります。
その数多くの功績の中で、ドラゴンズファンの記憶に特に深く刻まれているであろう事柄は、2016年に「開幕27試合連続登板・無失点」という当時のプロ野球新記録を達成し、その記録を31試合にまでのばしたこと。
同年、自身初となるファン投票でのオールスターゲームに2度目の出場を果たしました。
男気とガッツあふれる先輩
このように田島投手はドラゴンズを長く支えてきた選手のひとりです。
佐藤は先日の取材中に、田島投手と毎年一緒に沖縄で自主トレをしていた小笠原慎之介投手から話を聞くことができました。
「『野球で飯を食っていくんだ』というのが、いつも溢れ出ている。本当にお手本になる選手です」
小笠原投手は田島投手についてこのように語っていたそうです。
佐藤「先輩としてかなり男気あふれる、ガッツあふれる、そんな先輩だったのではないかな、という風にこの言葉から私は感じました」
感動作が多いクレしん映画の主題歌
ここからは、そんな田島投手の登場曲、ケツメイシの「友よ~この先もずっと…」について。
この曲は、2016年に公開された劇場版クレヨンしんちゃんの『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』(監督:高橋渉)のために書き下ろした楽曲です。
佐藤「こども向けアニメというイメージがあるかもしれませんが、違うんですよ。映画のクレヨンしんちゃんは、大人にも響く感動作がたくさんあるんです」
この曲はタイトルにあるように「友情の大切さ」を歌った1曲。
映画でも、しんちゃん、ボーちゃん、風間くん、マサオくん、ネネちゃんの5人組が力を合わせて困難を乗り越えていくシーンがたくさんあります。
ラップとの距離を近づけてくれた
佐藤「この5人が大人になっても、過去の昔の固い友情で繋がってるぜ、言わなくてもわかってるぜっていう曲なんです」
この曲に「過去にお世話になってきた人、支えてくれた人に向けての感謝」を感じるという佐藤。
もしかしたら田島投手も、たくさんの感謝を感じながら毎回マウンドに上がっていたのかもしれません。
佐藤「ケツメイシさんの魅力は、ヒップホップの枠を超えて歌えるラップ。ラップと私たちの距離感をぐっと近づけてくれたアーティストさんだと思います」
ところどころ韻を踏む歌詞と、ラップ調なのに口ずさみやすい親しみやすさ。これがケツメイシの、そしてこの曲の魅力だと語ります。
4組のアーティストに共通すること
これまでに田島投手が使っていた登場曲を調査した佐藤は、ある意外な共通点に気づきました。
2014年はナオト・インティライミさん、2015年は平井大さん、2016年はこの年リリースの「友よ~この先もずっと…」、2017年はWANIMA、2018年からはまた「友よ~この先もずっと…」です。
この4組のアーティストに共通すること。それは?
佐藤「ズバリ!どのアーティストさんも絶対アロハシャツを着てる!絶対アロハシャツを着てライブをしてるし、麦わら帽子をかぶってライブをしてる!」
まさかのそこ?
現役生活お疲れ様でした
佐藤「田島投手の音楽の方向性。こういったアーティストさんが好きなんだなっていうのがわかりました。メロディーとか歌詞とかそういうところじゃなくて見た目でね、ルックスで共通点を探し出しました」
このコーナーの趣旨からはややずれたかもしれませんが、確かに興味深い考察でした。
田島投手、現役生活お疲れ様でした。
コーナーの最後に改めて田島投手の登場曲、ケツメイシの「友よ~この先もずっと…」をオンエアしました。
(minto)