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元中日・岩瀬仁紀、2007年日本シリーズでの落合采配「完全試合目前の継投」を語る

元中日・岩瀬仁紀、2007年日本シリーズでの落合采配「完全試合目前の継投」を語る

10月9日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)、この日のゲストは元中日ドラゴンズの岩瀬仁紀さん。「ドラゴンズスペシャル」のコーナーでは、インターネット上の百科事典サービス「Wikipedia(ウィキペディア)」でご本人に関する記載を紹介し、そこに書かれている内容を検証しました。こちらでは、2007年の日本シリーズで世間をにぎわせた、落合博満監督による「完全試合目前での交代劇」にまつわるエピソードを取り上げます。

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落合采配に賛否両論

以下、フリー百科事典『Wikipedia(ウィキペディア)』からの引用です。

「北海道日本ハムファイターズとの日本シリーズの第5戦において、8回まで完全試合ペースの好投をしていた山井大介に代わり9回に登板。三者凡退に抑えてNPB史上初の継投による完全試合を達成し、胴上げ投手となった。

完全試合目前の山井から岩瀬への継投を行った落合の采配については、スポーツマスコミ、野球評論家などを中心に賛否両論が巻き起った。

なお、落合は監督退任後の自著で「あの時の心境を振り返ると、『山井は残念だった』というよりも、『ここで投げろと言われた岩瀬はキツいだろうな』というものだったと思う』と記している」

いまだに「気持ちがギュッてなる」

「改めてあのシーンいかがですか?」と尋ねる宮部和裕アナウンサーに、「あのシーンは緊張しますよ。いまだに思い出すだけで緊張しますけど。だからあんまりね思い出したくないんです」と岩瀬さん。

今も、あの継投の場面を思い出すだけで「気持ちがギュッてなる」そうです。

「夢に出てきたりとかは?」と安藤渚七が尋ねると、岩瀬さんは「出てこないです」と即答。

なんと夢に出てくる時は、大体ピッチャーではなくバッターとしてなのだとか!
一体どういうことなのでしょう?

夢ではサヨナラ3ランを打つバッター

岩瀬さん「バッティングやってますから。バッターとして打席に立ちたいんですよ、とにかく」

宮部「夢ではバッターなんだ!」

岩瀬さん「サヨナラ3ランとか打ったりしてますね。めっちゃかっこいいですよ」

まさかの夢に「うわーおもしろい!すごいな!」と興奮して手を叩く安藤。

「どの行に入れてもらおう」とWikipediaの内容変更に悩む宮部に、岩瀬さんは「夢ですからね、現実じゃないから」と冷静に返します。

ごもっとも。岩瀬さんのまさかの夢に、宮部はすっかり舞い上がってしまったようです。

いまだに野球にうなされる

しかし岩瀬さんの夢の中には、キャンプ中の苦しい練習も出てくるといいます。

岩瀬さん「ブルペンで投げてたりするんですよ。なんでキツいところも出てくるんだろうなって思っちゃうんですよ」

宮部「思いが強い順に出てくるんですかね?」

岩瀬さん「わかんないですけどね。いまだに野球にうなされるっていう部分もあります。『なんでこんなキツい練習、夢の中でしてるんだろう。もう終わってるのに』と思って(笑)」

岩瀬さんの意外な夢の話が聞けたところで、17年前の現実の話に戻ります。

「わかってたら変えないでください」

日本一を決める試合、そして山井投手の史上初となる「日本シリーズでの完全試合」がかかった試合でのまさかの継投劇です。

「ここで投げろと言われた岩瀬はキツいだろうな」という落合さんの発言を振り返って、「実際そうです」と断言する岩瀬さん。

岩瀬さん「ただ、そこを変えた監督も勇気がいるじゃないですか。そこを何とも思わず変えれる人ですからすごいなって」

あの日、試合後のお風呂場で落合監督と一緒になった岩瀬さんは、「お前が一番きつかったな」と言われたといいます。

岩瀬さん「いやいやいや、わかってたら変えないでくださいって言いたくなりますよね(笑)」

「わかってくれてたんだ」ではなく、「やめてよ」の方が強かったという岩瀬さん。

このワンシーンだけで映画化できる

岩瀬さん「ただそれだけ、信頼はしてくれてたんだなっていうのはすごくわかりますよね」

安藤「すごい話だ!今のところだけで映画化できそうな」

宮部「できそうですね。ワンシーンでいけますね」

いずれこの衝撃のシーンが映画化される日が来るかもしれません。

岩瀬さんのWikipediaを開きながらこの放送を聞いていたというリスナーAさんの手によって、内容がどう変更になったのか。ぜひ確認してみてくださいね。
(minto)
 

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