なぜ?国内軽トラックが相次いで盗難。特に農業用が危ない
車の盗難といえば、高級車が狙われるイメージがありますが、最近国内では軽トラックの盗難被害が相次いでいます。10月8日放送の『CBCラジオ #プラス!』ではこのことについて、CBCアナウンサー光山雄一朗とつボイノリオが朝日新聞の記事を基に話を進めます。
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専門家によると、この軽トラックの盗難が相次ぐ背景には、海外での軽トラック人気の高ままりがあるそうです。
軽トラックは解体後の組み直しが構造上簡単なことも、窃盗グループにとって盗みやすいものになってしまっているようです。
自動車生活ジャーナリストによると、盗まれた軽トラックは自動車などの解体施設「ヤード」で解体され、コンテナ船で海外に持ち出され、その後に海外で組み立て直し売られているそうです。
つボイ「安くて性能が良いということなんで買い手がいるから盗まれていく…そういうことなんでしょうね」
特に狙われやすい農作業用軽トラック
国内軽トラックの需要が高まる中、特に人気なのが、農作業などに使われる中古の軽トラック。
アメリカ車は製造から25年経った中古車は厳しい輸入規制が適用外になっており、簡単にアメリカへ運ぶことができるそうです。
一方、日本の中古車は車検の水準が高いため状態が良い車が多く、中でも農家が使っている軽トラックは自宅と畑の往復がほとんどのため、走行距離が短いものが多いとのこと。
日本では数十万円で売買される農作業の軽トラックでも、アメリカでは100万円以上で販売されることもあるようです。
同じ製品でも海を渡れば価値が変わっていきます。
ロックを忘れずに!
これ以上被害を増やさないためにも、盗難対策をしっかりすることがまず第一です。
被害に遭う軽トラックは、防犯装置をつけておらず、さらに鍵もかけていないものが多いそうです。
現在、軽トラックの所有者への防犯対策の徹底が呼び掛けられています。
つボイ「認識を新たにせんとね。『軽トラをずっと庭の方に置いといても誰も持ってかんだろ?』『いやいや持ってく世の中なんだって!』ということでしょう」
仕事の大事な相棒である軽トラック。
メンテナンスだけでなく、盗難対策もしっかり行なっていきましょう。
(ランチョンマット先輩)