水で火災が発生する?クルマの中に放置すると危険なもの
毎年、どんどん夏は暑くなってきていると言いたくなりますが、29日には浜松でついに40度を記録するなど、ここのところの猛暑はかなり厳しいものとなっています。今の時期、車でレジャーに出かける時に気をつけなければならないのが、長時間駐車場に止める時のこと。情報サイト『まいどなニュース』などの記事によれば、炎天下の車内に置き忘れた物が壊れたり、爆発して火災に発展するケースもあるそうです。7月29日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、この記事の内容を基にパーソナリティの北野誠と大橋麻美子、シンガーソングライターの河原崎辰也がトークを繰り広げました。
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JAFのユーザーテストによれば、真夏の昼12時から16時までにエアコンを止めてから車内の温度を測定してみたところ、最高温度がなんと50度を超えるのだそうです。
窓を3cm開けておいたとしても45度に達してしまうそうですので、こどもやペットを置き去りにすると大変なことになります。
5分ほどで熱中症の厳重警戒レベルに達してしまい、15分後には危険レベルに達するとのことで、決して「少しの時間だから」と油断してはいけません。
また、ダッシュボードの最高温度は70度超えに達し、サンシェードという日よけをつけていても、50度は超えてしまうそうです。
そのため、ダッシュボードに熱の弱い物を置いてはいけません。スプレー缶など可燃性の物は爆発のリスクがあります。
「駐車場の木陰に停めれば大丈夫」と考える方も要注意。時間が経って日が当たってしまうことにもなりかねません。
電子機器は要注意!
今やスマホやタブレットなど、多くの持ち運んでいる物にバッテリーが搭載されていますが、高温で故障したり爆発する危険性があります。
スマホの利用環境で推奨されている温度は0度から35度だそうで、日の当たる場所で高温になると液晶が割れたり、バッテリーパックが膨張して液漏れしたり、リチウム電池の場合は最悪爆発することもあるとのことです。
お守りで守られるはずが
化粧品も注意が必要で、リップは解けることがあったり、水分が蒸発して品質が悪くなることもあるそうです。
また、ふたを開けていない缶の炭酸ジュースも車内に置き去りにすると破裂してしまい、広く液体が飛び散るおそれがありそうです。
一方、炭酸ではない清涼飲料のペットボトルでも危険性はあります。
角度によってはレンズのように太陽の光を集めてしまい、車内を燃やしてしまうこともあるそうです。
レンズのように光を集めるといえば、透明な吸盤も光を集めることがあるそうで、お守りなどを吸盤で車内に貼っている方は要注意です。
かつての暑さと近年の暑さはかなりレベルが違いますので、これまでにはないような対策が必要かもしれません。
(岡本)