そんな意味があったの…掃除機のコード引っ張ったら出てくる“黄色のテープ”「もうすぐ無くなる」だけじゃない
12日午後CBCテレビ『ちょい足し』に、お笑い芸人のとにかく明るい安村さんが出演し、家電量販店の売り場で素朴な疑問を“ちょい足し”。掃除機の電源コードに付いた目印テープが持つ意外な役割などが明らかになりました。
今回、番組ではビックカメラ名古屋駅西店で最新の便利家電を紹介。まずは店員の森さんが「新生活に合わせて色んな種類が出ているので人気です」と話す、電子レンジのエリアへ。中でもバルミューダのオーブンレンジはデザイン性に優れ、操作もシンプルとあって一人暮らしの人に人気だそうです。
ここで早速、安村さんから電子レンジにまつわる素朴な疑問が。「電子レンジって、温め終わったら『チン』って言うじゃないですか。あれなんで音が『チン』なんですか?」
これに対して森さんは「もともと音が目立たないということで、どうしようかと考えたところ、自転車のチリンチリンと鳴るベルが響きやすいということで」と回答。昭和30年代に開発された音付きの業務用電子レンジでは、『騒がしい厨房の中でも音が良く通るように』と、シャープの開発チームが自転車のベルの音を採用。以後、電子レンジ=チンとして、日本に広まっていったそうです。
続いては新生活にオススメの掃除機。「うちはコードレスのやつを使ってますよ。めっちゃ軽いんです」と安村さんが話すように、吸引力が自慢のダイソンなども多く並んでいましたが、今一番人気だというのがルンバ。
その最新機種『ルンバ j7+』について、森さんは「部屋全体の間取りや配置を覚えて、家具などに当たらないように動いてくれます。吸引力も従来の10倍になっています」と紹介。しかも吸い込んだゴミはダストボックスに自動で入るという優れモノです。
ここで再び素朴な疑問が浮かんだ安村さん。「コードが付いてる掃除機でコードを引っ張り出したら、黄色と赤のテープが巻きついてるのを見たことあるんです。赤は分かるんです、もうこれ以上出ませんよみたいな。その手前の黄色はどういう意味なんですか?」
コード付き掃除機を使ったことがある人にとっては馴染み深い、あのテープに関する疑問。これについて森さんは「もうすぐコードが無くなりますよという事もそうなんですけど、『そこまで出してくださいね』っていうサインでもあるんです。モーターの熱でコードが悪くなってしまうのを防ぐために、黄色のサインの所まで引っ張ってくださいという意味合いです」と説明。
黄色のテープにあった深い意味に、思わず「え~!?それは知らなかった!」と驚く安村さん。掃除機の本体にたくさんコードが残っていると、電線がコイル状になって発熱の原因にもなるため、なるべくコードは外に出して使った方がよいとのことでした。
さらに、テレビ売り場でも安村さんにふとした疑問が。メーカーやサイズ違いで200台以上が並んでいるという様々な機種のテレビを見ながら、「200台あるじゃないですか、朝来た店員さんが、1つ1つ電源つけてるんですか?」
これに対して森さんは「そうですね。だいたい30分位かけて1つずつつけています。朝来て、それが若手の仕事というか(笑)」と、一斉に電源が入るような特別な仕組みはなく、家庭と同じく手作業でオン・オフを切り替えているとのこと。
家電量販店で素朴な疑問を“ちょい足し”してみたら、家電開発の意外な裏側のほか、最新デジタル家電の売り場が、店員さんの地道なアナログ作業によって支えられていることも分かったのでした。
(3月12日(土)午後5時放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)