コレは希少な“天然なめこ”なのか…ハナコ岡部が険しすぎる遊歩道で大量のキノコ発見 ジャッジした専門家も驚く
8日午後、CBCテレビ『ちょい足し』に、お笑いトリオ・ハナコの岡部大さんが出演。同番組で初挑戦したひたすら山あいを歩き続ける過酷ロケで、貴重なキノコを発見して地元の人たちを驚かせました。
番組では、岐阜県恵那市の恵那駅から出ている路線バスで終点「小野川」まで行き、そこから先の奥地を旅のエリアとして『ちょい足し』することで、テレビなどで紹介されていない魅力的なスポットが見つかるかどうかを検証しました。
バス終点に着いてから、ほぼ人と会えない中、なんとか看板を頼りに「恵那山荘」を旅の目的地とした岡部さん。これまた道端で“シロヤシオ渓谷ウォーキングマップ”なる案内図を発見し、近道のように見えた遊歩道を進む事を決断しました。
しかし、その入口は木々が生い茂り、大きな岩がゴロゴロあるただの斜面。15年程前に作られた遊歩道で、整備が追い付かず現在の状態になったそうで、岡部さんは軍手を装着し、木や岩につかまりながら斜面を登っていきます。
「こういうロケって僕が先頭で行くもんでしたっけ?(笑)まずはどなたかが行って、というような印象がありますけど…」と不安顔の岡部さん。まさに道なき道が続きますが、そこでは2つの巨岩にもう1つの岩が覆い被さるようにしてできた『保古の岩戸』や、大木の根に大きな穴が空いた『大洞のツガ』など、山中ならではのスポットを次々に発見。
すると、先を進んでいた岡部さんから「うわ~っすげぇ!」との叫び声が。「めちゃくちゃキノコです!“なめこ”かな、テロテロしてる」周辺の木々の根元にキノコがびっしりと生えていたのです。
まずは写真を撮ってキノコの種類を判別するアプリで調べてみると(※判別は専門書や専門家の意見を参考にして下さい)画面には『ナメコ・スギタケ属』との表示。「こっちにもある!でっかい、食べてみたい!なめこ大好きなんですよ、採ってもいいですか?」
スタッフが管理者に許可を取り、立派な大きさの“天然なめこ”と思われるキノコを採取。「味噌汁にして食べたい!」と俄然テンションが上がった岡部さん。歩みを進めるとパッと視界が開け、しばらく行くと目的地の『国民宿舎 恵那山荘』が見えてきました。
この日は休館日だったにもかかわらず、山荘の方のご厚意で取材させて頂けることに。 さらに幸運にも料理長が出勤中で、岡部さんが“なめこ”と思われるキノコの調理を依頼。ですが、「キノコはちょっと危ないですよ」と、食べられるかどうかは専門家の判断が必要とのこと。そこで職員の方が、地元でキノコを採って30年、キノコ本の出版にも携わったという“キノコ名人”佐々木さんを呼んで下さり、ジャッジを仰ぎました。
すると佐々木さん、見た瞬間に「なめこです」と即答し、「よくあったねぇ。天然なめこやね、間違いない」と興味津々。「今年はあまり生えてないから、私も見つけてない(笑)」と語るなど、大変希少なキノコとのこと。専門家の判定で正式に『なめこ』と分かったところで、改めて料理長にお願いし、特別になめこ汁を作ってもらいました。
岡部さんがお椀の蓋をあけると、大きな天然なめこが顔をのぞかせ、配膳してくれた山荘の職員さんも思わず「すごい!見たことない」と驚きの声。岡部さんは自ら見つけて採ったなめこを口に運ぶなり、目を見開き「うわっ、おいしい!すっごい味が濃い。うめぇ…」と、あまりの美味しさに絶句していました。
ちなみに、この希少なキノコとの出会いの場となった“険しすぎる遊歩道”について職員さんに聞いてみると「あそこは遊歩道として活用する人は、今はちょっと少ないです(笑)」とのこと。「そうですか。……かなぁと思って」と、珍しい天然なめこが手つかずのまま沢山生えていたワケにも納得した岡部さん。苦難の道のりを振り返りながら、「下のウォーキングマップに『本気の人用の』遊歩道って付け足してもいいかもしれませんね(笑)」と、踏破者ならではのアドバイスもしていたのでした。
(1月8日(土)午後5時放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)