ドラ投手なら必須。藤嶋健人投手が助っ人外国人投手に教えたこととは?

6月28日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、若狭敬一アナウンサーが中日ドラゴンズの藤嶋健人投手に気になることを聞きました。リリーバーとしての目標、そして今年入団した助っ人外国人、ナッシュ・ウォルターズ投手に伝えたいこととは?
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く「NJ」という掛け声
タフなリリーバー藤嶋健人投手。東邦高校からドラフト5位で指名され、9年目の27歳。
今シーズンは6月29日の時点で29試合、1勝2敗7ホールド、防御率3.42で、プロ通算310試合投げています。
まず若狭が質問したことは、以前この番組でも取り上げた「NJ」について。NJとは「ナイス準備」のこと。
リリーフピッチャーが出番を控えて肩を作ったものの、結局出番が来なかった時に、他のピッチャーからかけられる言葉だとか。
若狭「これは本当にブルペンで言っているんですか?言われるとちょっと和みますか?」
この若狭の質問に「もちろんです」という答えが返ってきたそうです。
「行くぞ」と気持ちを入れて、実際に登板しなかった時に、周りのピッチャーから「NJ」と声を掛けられると心がリセットできるそうです。
「NJ」という掛け声は、去年のシーズン中に誰ともなく言い始めたそうです。
「J」の意味
藤嶋投手はいまナッシュ・ウォルターズ投手に「NJ」を教えているそうです。
藤嶋投手「はい。ホワイトボードに『NICE JUNBI』って書いてNJだって言ってるんです」
このドラゴンズ内の和製英語を一応理解したというウォルターズ投手。
しかし「それならNICE JOBでいいじゃないか?」という返事が返ってきたそうです。
試合で投げていなくてもブルペンでいい仕事をしたという意味です。
藤嶋投手「それいいなあって思ったんですが、ウォルターズ、ナイス準備だ。NJだと言いました」
若狭「すごくほんわかしたエピソードを教えてくれました。『NICE JOB』の方がしっくりくる気もしますけどね」
しかし、NJのJは「準備」のJです。
選手として一番つらいこと
同じリリーフピッチャーとして祖父江大輔投手の500試合登板をどう思っているか尋ねた若狭。
藤嶋投手「本当にすごいことだと思っています。僕たちはビハインド展開、同点、勝ってる場面、延長。どんな場面でも行くのでブルペンでの準備も多いです」
若い頃は何回も準備して、大差をつけられた終盤に投げて、いけいけの状態の相手を止められず炎上して、翌日、抹消になった経験もあるそうです。
藤嶋投手曰く、プロ野球選手にとって一番つらいのは登録抹消。
藤嶋投手は、「いつものバンテリンドームに行く道ではなく、ナゴヤ球場に向かう道にハンドルを切る瞬間、たまらないです」と話してくれました。
目標は500試合登板
「ソブさんは年に6回抹消されたことがあるみたいです」と、さらに祖父江投手のすごさについて語った藤嶋投手。
藤嶋投手は9年目で300試合ですが、祖父江投手は7年目で300試合をクリア。これを知って「改めておめでとうございます」と言うと…。
「『ありがとう。俺なあ、お前の今の年に入団したからな』って言われて、改めてすごいなって思いました」と藤嶋投手は振り返ったそうです。
祖父江投手は1987年生まれの37歳。入団1年目が2014年、今の藤嶋投手と同じ27歳になる年でした。
藤嶋投手の目標は祖父江投手が達成した500試合だそうです。
「藤嶋投手、NJをしつつ、どんな場面でも投げて、チームに貢献して欲しいと思います」と言う若狭敬一でした。
(尾関)
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