モノマネが得意なイケメンアナが全力レポート!高知・徳島間で一日13往復している道路と線路を走る二刀流車両「DMV」
昨年はメジャーリーグで大谷翔平選手が活躍し、「二刀流」が大きな話題になりました。今回は高知県から“世界初”の二刀流で営業運行する珍しい乗り物を紹介します。
『ゴゴスマ』の「列島生報告 今日はダレなんサー」。全国の名物アナウンサーが生中継でご当地の魅力を紹介するコーナーです。この日は高知県東洋町からKUTVテレビ高知の尾崎大晟(おさきだいせい)アナが出演しました。スタジオから古川枝里子アナが呼び掛けると「福山雅治さんのモノマネ」が趣味という尾崎アナがギターの弾き語りで登場。「HELLO」を熱唱しました。※尾崎アナの崎の字は立つ崎
「モノマネとアナウンスの二刀流」と自称する尾崎アナが甲浦駅から中継するのは、二刀流の乗り物「DMV(デュアルモードビークル)」。東洋町と徳島県海陽町を結ぶDMVは、阿佐海岸鉄道が去年のクリスマスから運行を始めた列車としてもバスとしても走る乗り物。1台が道路も線路も走ります。本格営業運行は世界で初めてで、年末年始には約3000人が利用しました。海辺を走るDMVの車窓の映像に、スタジオからは感嘆の声が上がります。
「列車からバスに変わる瞬間はモードチェンジと呼ばれています」と話しながら、車内を紹介します。「DMVはマイクロバスを改造して作られていて、座席は18席。高知と徳島を1日13往復しています」と説明しました。
尾崎アナが「では、注目のモードチェンジの様子をご覧ください。お願いしまーす!」と呼び掛けます。運転席のボタンを押すと、車両の前方がゆっくりと持ち上がり、列車の車輪が出てきました!モードチェンジは15秒ほどで完了。大体、時速60キロくらいで走るそうです。
モードチェンジを操作したのは阿佐海岸鉄道の井原豊喜専務です。井原専務はDMVを導入した理由を「地域の公共交通機関という役割だけでなく、DMVは世界中でここでしか走っていない乗り物。観光資源としてこの地域を活性化させようというのが大きな目的です」と話します。
「コロナ禍が明けたら、たくさんの人に来ていただいて、DMVに乗り、徳島と高知の間で観光してほしい」と呼び掛けました。
(2022年2月18日放送「ゴゴスマ」より)