悲願の「冠山峠道路」がついに完成!“酷道”と呼ばれた国道417号の未開通区間に開通した「冠山トンネル」とは

2023年12月26日(火)放送
悲願の「冠山峠道路」がついに完成!“酷道”と呼ばれた国道417号の未開通区間に開通した「冠山トンネル」とは

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニア歴25年の鹿取茂雄さんが、国道417号に新しく開通した「冠山峠(かんむりやまとうげ)道路」を巡ります。

分断国道417号に完成!岐阜と福井をつなぐ「冠山峠道路」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

2023年11月19日、岐阜県大垣市と福井県南越前町をつなぐ国道417号の「冠山峠道路」がついに開通!

国道417号は1982年に国道指定されたものの、岐阜と福井の県境“冠山峠”区間は41年間未開通で、分断国道として知られていました。しかし、その難所にトンネルを造ることに成功し、県民にとって悲願だった、7.8kmの「冠山峠道路」が完成しました。

記念すべき開通日に合わせ、鹿取さんはプライベートで開通直後の「冠山峠道路」を走行する計画していたようで、密着させてもらうことに。鹿取さんが22年前に創設した団体“チーム酷道”と一緒に、「冠山峠道路」を巡ります。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「トンネルが開通すれば、417号は酷道じゃなくなる」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

国道417号には、未開通区間の代替路として冠山峠を越える林道が存在。しかし、その道幅は車1台通るのがやっとの狭さなのに加え、急勾配と急カーブが連続。さらに、標高1041mという過酷な道のため、道マニアの中では“酷道”として広く知られてきました。

国道417号本線に新道が開通したことで、今まで使われてきた林道は代替路の役目を終えることに。酷道が酷道でなくなるのは、酷道愛好者にとって複雑な思いのようで…

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「酷道が消滅する、嬉しくもあり悲しい瞬間を見届けたい」

走行時間が1時間から6分に短縮!難所に完成した「冠山トンネル」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

「冠山峠道路」は、岐阜県揖斐川町から福井県池田町を結ぶ2車線道路。鹿取さんたちは、福井県側から「冠山峠道路」へ。

見えてきたのは、冠山峠の真下を4.8kmも貫いて造られた「冠山トンネル」。地形の問題や地盤の悪さもあり、掘削にかかったのは6年余り。福井県にある道路トンネルとしては、最長なのだとか。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「(酷道の)ドキドキ感と安堵感全てが、この1本のトンネルで解消される」

約20kmある林道の場合、峠を越えるのに1時間以上かかっていたところ、まっすぐに伸びる「冠山トンネル」を走行すればたった6分に短縮。また、冬季閉鎖で年間200日程度が通行止めになる林道に対し、「冠山峠道路」は通年通行可能になりました。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

トンネル内で県を越えますが、トンネルを抜けた先には、「岐阜県」と「福井県」のカントリーサインが。国道の標識の下には、「揖斐川町」と書かれています。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「昔は徳山村だったが、今は揖斐川町」

トンネルを抜けた岐阜県側のこの場所には、かつて人口1300人ほどの徳山村がありました。1980年頃に徳山ダムが建設されることが決定し、全村が水没してしまうことから、村民は移住することになったそう。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

そして、徳山村のメインルートでもあった国道417号の本線の一部も水没エリアに。ダムの建設と並行して道路の付け替え工事も行われ、2006年に新しくバイパスが造られました。そんな紆余曲折を経て、新たな歴史の1ページが加わった国道417号。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「(酷道がなくなって)寂しがっているのは我々ぐらい。多くの人は便利になってこっちの方がいいでしょうね」

鹿取さんたちは酷道の思い出に浸り、国道417号の移り変わりに思いを馳せるのでした。

12月26日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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