福岡市は川にフタをした「暗渠道」が多い!?川と水路の痕跡が残る暗渠道を探索

2023年10月31日(火)放送
福岡市は川にフタをした「暗渠道」が多い!?川と水路の痕跡が残る暗渠道を探索

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、福岡市にある“暗渠道(あんきょみち)=もともと流れていた川にフタをして造られた道”を巡りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

「菰川」の大部分を暗渠化 川の痕跡が残る中央区

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

福岡PayPayドームがある中央区には、博多湾に流れ込む菰川(こもがわ)が途切れている場所があり、「川が途切れている所は、暗渠である可能性が高い」と道マニアは言います。菰川が途切れる手前の道は半分が暗渠になっており、さらに上流側は完全に暗渠になっていることが確認できます。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

暗渠道を辿ると、かつての護岸が歩道になっている場所や、「やな橋」と書かれた記念碑、実際に菰川にかけられていた橋の痕跡なども見られます。

福岡市によると、菰川は平成16年(2004年)に大部分を暗渠化。地元の方いわく、生活排水によりあまり綺麗な川ではなかったそうです。

団地はかつて水田地帯だった?水路の痕跡が残る早良区

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

早良区(さわらく)を流れる油山川と金屑(かなくず)川に挟まれたエリアは現在、団地をはじめとする多くの住宅がありますが、1950年頃は水田地帯が広がっていたそう。

両側を流れる川から田んぼに必要な水を引くため、一帯には水路が張り巡らされていたようで、現在は暗渠化された水路の痕跡を確認することができます。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

歩道が二重になっているのも、暗渠の一つ。もともとあった歩道の横に、暗渠にして造られた歩道が隣に並走する珍しい構造になっています。

他に、暗渠サインである車止めや、暗渠が崩れないように車両総重量を制限する看板、暗渠を利用した駐輪場なども。住宅街の道の脇には、昔ながらの護岸も見られます。

10月31日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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