キッチン完備の「暮らせる図書館」って何!?会話も食事もOK!まるでリビングのような図書館とは
名古屋市名東区にある「暮らせる図書館」をご存知でしょうか?図書館なのに、会話も食事もOK!寝そべってゴロゴロすることもできる、少し変わった図書館です。そんな「暮らせる図書館」がどんな施設か調査しました!
おしゃべり&寝そべりOK!キッチン付きの「暮らせる図書館」はどんな施設?
地下鉄・星ヶ丘駅から徒歩15分ほどの場所にある「暮らせる図書館」。西山商店街に構え、外観はカフェや雑貨店のような雰囲気です。
扉を開けて2階に続く階段を上ると、家族が集まるリビングのような落ち着いた空間が広がっています。本棚には、子ども向けの絵本から小説、エッセイ本まで約1700冊。寄付などで集められた本がずらりと並びます。
一般的な図書館と同じように本を借りて帰ることはもちろん、「暮らせる図書館」ではなんとおしゃべりOK!床で寝そべってゴロゴロすることもできます。
さらに驚きなのは、図書館なのにキッチンを完備!備え付けのIHコンロや調理器具を使って、持ち込んだ食材で食事を作って食べることも可能です。
まるで“もうひとつのおうち”のよう!「暮らせる図書館」を始めたワケ
少し変わったシステムの「暮らせる図書館」は、まるで家で過ごしているような心地よい居場所がコンセプト。そこには、本好きが高じて図書館を始めた館長さんの熱い思いが込められています。
(館長さん)
「子どもの学校や習い事以外で地域と関われる場所が少ないと感じる。もっと地域の方と一緒に過ごしていけたら、という思いがあってこの場所を作りました」
子どもたちは本を読んだり遊んだりし、大人はコーヒーを飲んでくつろいだり情報交換をしたりと、まるで家のリビングのような空間。電源やWi-Fiもあるので、中にはパソコンを持ち込んで仕事をする方もいるそう。
図書館というよりも、“もうひとつのおうち”に遊びに来ているような感覚で利用している方が多いようです。
地域の憩いの場!定期的に開催される「親子イベント」も
「暮らせる図書館」では、イベントを定期的に開催中。赤ちゃんとの触れ合いを大切にする「親子でふれあいマッサージ」や、子どもと大人が一緒に遊べる「ボードゲーム」など、楽しいイベントが盛りだくさん!
イベントを通して、子どもたちが様々な年齢の人たちと触れ合えるのも魅力のひとつ。また、大人たちにとっては、地域ぐるみで子どもたちの成長を見守れる憩いの場所となっています。
料金は、大人は一日1,000円、小・中学生は一日200円。時間制限はなく、出入り自由で利用できます。
みなさんも、家のようにくつろげる「暮らせる図書館」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」6月8日放送より