マスク会話のストレスを解消!マスクでもはっきり伝えるコツとは?
長引くマスク生活。マスクで声が聞き取りにくかったり、相手に伝わりにくかったりしませんか?しかし、話す際に3つのことを意識するとマスクをしていてもはっきり伝わると言います。そこで、ストレスなくマスク会話ができるコツをご紹介します。
子音がつぶれやすい!? マスクによる聞き取りづらさのメカニズム
マスク越しでの会話は、マスクで声が遮られる上に口元が見えず会話がストレートに通じないことも。
ユニバーサル・サウドデザインが20代から70代の男女計1000人を対象に調査したところ、マスク着用やアクリルパネル越しで「相手の声が聞き取りづらい」と感じた経験がある人は8割以上という結果に。
また、聞こえたふりをした経験が一度でもある人も8割以上いることが分かりました。
マスクを通した聞こえ方の研究をしている国際医療福祉大学・中川雅文教授に、そのメカニズムを聞きました。
(国際医療福祉大学・中川雅文教授)
「マスクを着用していると声が前に飛び出す力が失われるため、5~10デシベルほど音量が小さくなる。距離でいうと倍の距離に離れた計算。50cm離れた人のマスク越しの声は、1m離れた人と話している音量に聞こえる」
またマスクで高音域の音量が小さくなると子音がつぶれやすくなり、「はくしゅ」と「あくしゅ」の聞き分けが難しいなどの支障があると言います。
意識することは3つ!マスクではっきり会話するコツとは?
マスクをしていても大きな声を出すのは気が引けます。では、どんな話し方をすればマスク越しでも聞こえやすくなるのでしょう?人材派遣会社でマスクコミュニケーションを指導する飯澤真弓さんに、マスクではっきり会話するコツを聞きました。
(1)声のトーンを1トーン高く!
明るく爽やかなスカイブルーをイメージすることで、声の通りが良くなり気分も晴れやかになります。
(2)マスクの下も笑顔で!
マスクで隠れていても笑顔にすることで、口角が上がり口もしっかり開くそう。また「ウ」と「イ」を言う練習で表情筋が鍛えられ、感情も伝わりやすくなります。
(3)滑舌を良くする!
飯澤さんのオススメは、「パラピリプルパレペレポロ」を3回繰り返す練習法。パ行とラ行が混ざった言葉を発することで、舌を使い滑舌が良くなるそう。
またお店で「レジ袋いります」「いりません」のやりとりが伝わりづらいときは、語尾を強く言うのではなく語尾まではっきりと言うことが大切と言います。
みなさんも、はっきり伝えるコツを意識しながらマスク越しでの会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」8月30日放送より