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何度でも連敗を止めて高みを目指す!まだまだ諦めない大野雄大が見せてくれる景色

何度でも連敗を止めて高みを目指す!まだまだ諦めない大野雄大が見せてくれる景色
「サンデードラゴンズ」より大野雄大投手(C)CBCテレビ

「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム

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9月7日現在で、7度の連敗を止めた大野雄大投手。同じ1勝でも、ドラゴンズ、ドラゴンズファンの心にもう一度火を灯してくれるような重みのある1勝を積み重ねている。残り試合も少なく、幾度となくもう難しいかと思わせる展開も、ヒーローインタビューで「まだまだまだ諦めない!」と発言でも鼓舞してくれる熱い投手だ。

今チームを引っ張るのは…責任感を持つ投手の価値

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

直近の登板後に、久しぶりのCS進出の可能性がある9月の戦い。そこにかける思いや、シーズンを通しての自身の投球などについて大野投手はその戦いのキーマンの一人だろう。吉見一起氏とのインタビューで、そんな大野投手の感じたこと考えたことに迫っていく。

吉見氏「今のチーム状況はどういう風に見えている?」

大野投手「若い選手がすごく盛り上げてくれているんですよね。はじめてのCSを経験したいと全面に気持ちを出してくれて、必死にやってくれている。僕はそこについていかせてもらってる。先発投手なので週に一回しか投げないけど、自分が投げる日はそこに思いっきり乗っかって、行くぞ。全員でCS掴むぞという気持ちでいられる。」

吉見氏「投手陣は誰が引っ張っていっている?」

大野投手「高橋宏斗(※高は「はしご高」)だと思いますね。本当に責任感が強い投手になったし。彼は今年ほとんど休んでないんですよね。多分3回くらいしか休んでないんですよ。自分が負け越しているという責任感もあるし、引っ張って行かないといけないという責任感もある。そういう姿をみんな見てますし。勝敗は別として、責任感を持っているなと感じる。」

大野投手プロ入り2年目でいきなりCS登板経験の心情とは?

大野投手がCS進出を経験したのは2012年、プロ入り2年目の年。登板を任された時の心情や、その経験を元にドラゴンズにとって何が必要かを語る。

大野投手「吉見さんが、最後の方に肘が飛んで、バッテンポーズしてもう投げられへんってなったんですよね(笑)CSで誰が投げるのってなったんですよね。何も考えてなかったんですよね、とにかく谷繁さんのミット目がけて腕振って投げていただけなんですけど、よう勝てたなと思う。」

吉見氏「これからCS 2位まで狙えるかなと思うんですけど、そこに入っていくために大事なこととはなんですか?」

大野投手「最後は気持ちなのかな。ピッチャーで言えば、ノーアウト満塁でも諦めずに絶対抑える気持ち。次の一点は絶対やらんという気持ち。これを全員が持っていれば、勝利に近づいていけるのかなと。9月3日水曜日の試合もそうだったんですけど、味方が点取ってくれた次のイニングにホームラン打たれたんですけど、それでもソロホームランだけでなんとか切り抜けられた。そのあとは、追加点を与えなかった。そしてチームが勝ったっていうこと。反省点はあるけど、勝ちならなんでもいい。反省は反省して。でも喜んでいいと思うんです。今の状況なら」

2年連続の不調、ベテランとしてこの成績をどう見るか

「サンデードラゴンズ」より大野雄大投手(C)CBCテレビ

そう語る大野投手は、2023年1試合0勝1敗防御率0.00、2024年9試合2勝6敗防御率4.87とここ2年は思う様な成績が残せないでいた。

大野投手「開幕前にここまでの成績を残せるとは、正直思ってなかった。」

今シーズンは9月7日現在で18試合9勝4敗防御率2.21という成績を残している。

大野投手「最後まで行けば、多分20試合くらい投げられて、10勝近くまではいけると思うんですけどここまでの計算をしていなかったですね。」

荒木氏は復活の要因を、ここ2年怪我などもあった身体のコンディションが、今シーズンは万全だからじゃないかと推測し、ラッキーではなくこれだけの成績をしっかり残せる選手だと語る。先発ピッチャーの一つのメルクマールである10勝もしっかり手中に収めてほしい。

大野投手と仲の良い1学年上の祖父江大輔投手の引退発表が先日行われた。発表後の試合でも何人ものゆかりある選手たちが祖父江投手の登場曲である「宙船」を球場で響かせていた。また、ファームの試合ではあるが、140km台後半を投げて三者凡退に仕留める安定感のあるピッチングを見せて球場は大きな拍手に包まれた。最優秀中継ぎとして表彰されるなどドラゴンズに大いに貢献してきた選手であるのにまだCS進出は経験していない。大野投手の残り試合での勝利も大きくその結果を左右するだろう。突き進む原動力になるような熱い1勝を積み重ねて、ポストシーズンで餞の勝利を捧げることを願っている!そこに向かってまだまだまだ突き進めドラゴンズ!頑張れ大野雄大投手!

澤村桃


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