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初の開幕投手へ若き竜のエース・高橋宏斗が胸中激白! 「オレがチームを動かす!」

初の開幕投手へ若き竜のエース・高橋宏斗が胸中激白! 「オレがチームを動かす!」
「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

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今週プロ野球開幕

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

多くのメディアで名古屋地方の桜開花予想が発表され、今週中盤あたりから咲き始めるらしいとのこと。それに合わせるかのように28日(金)には待望のプロ野球が開幕する。いよいよ今年も一喜一憂する日々が始まるのだ。楽しみという言葉しか頭に浮かばないのだが、ドラゴンズは大丈夫かと心配する声を多く聞く。今年こそは今年こそはと言いながら3年連続最下位というなんともお粗末なシーズンが続いているだけに、くどいようだがなんとか今年こそは秋までハラハラドキドキするシーズンにしてもらいたいと願うばかりである。

ただ不安は募る。新外国人ジェイソン・ボスラー外野手が開幕に間に合わず、また飛躍が期待された福永裕基内野手が長期戦線離脱するなど、ベストオーダーが組めないまま開幕を迎えそうな状況。ドラファンとすればただただ心配な話。だがこんな時こそレギュラー奪取に目の色を変える孝行息子が現れて欲しいところ。ここ数年苦手とする横浜スタジアムで好ダッシュを見せ、地元バンテリンドームでのジャイアンツ三連戦までの6試合すべてに勝利を収めるくらいの集中力をもって新しいシーズンを迎えて欲しい。

さて今週のサンドラは、チームの命運を握ると言っても良い、高橋宏斗投手(高ははしご高)の独占インタビュー!初の開幕投手に指名された若き竜のエースが決意をあらわにした。

開幕戦で投げたい

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

“特別だと思ってマウンドへ上がりたい。そしてまずはチームを勝たせるだけ”

2025年中日ドラゴンズ開幕投手
高橋宏斗、22歳

言葉の節々からにじみ出る決意と覚悟。宏斗のピッチングでチームを勢いづかせる。今シーズン、チームの命運は若き右腕に託されていると言っても過言ではない。

プロ入りから5年目。開幕投手という初の大役を任されることになった高橋宏投手。開幕投手は彼にとってここ数年、目標のひとつでもあった。井上新監督から告げられた時、喜びと同時に責任と緊張が入り混じった何とも言えないプレッシャーを感じた。

開幕戦は各球団が誇る最高な投手のみが投げることが許される特別な一戦。高橋宏投手は以前から“その場所”を目指してきた。

プロ入り2年目のシーズンとなる2022年。開幕のマウンドに上がったのは大野雄大投手。特別な緊張感が漂う中、平然と投げる姿を見て、“開幕戦で投げたい”と高橋宏投手は心に抱いた。

きっかけが大野投手ならば、明確に開幕戦を意識させたのはその翌年、2023年のマウンドで熱投を繰り広げた小笠原慎之介投手(現ワシントン・ナショナルズ)に違いない。ジャイアンツとの一戦、7回終了時点で彼が投げた球数はすでに120球。続投を志願し、逆転打を許した時には145球まで増えていた。あの日小笠原が流した悔し涙と9回の逆転劇は高橋宏投手の脳裏に深く刻まれている。

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

高橋宏投手「小笠原さんの力投でチームは動いたと感じた」

ひとりの力でチーム全員が同じ気持ちとなって戦う姿勢を感じた…いつか自分自身もそんな役割を担い、チームの力になりたいと芽生えた試合となった。

押しも押されもせぬエース

シーズン初戦に誰からも文句を言わせぬ快投を見せ、スタートから波に乗せる。チームを動かすためにはオレが先頭を切るんだという強い信念をもって挑む今シーズン。先輩たちの背中を追いかけていた背番号19はいつしかドラゴンズで最も頼りになるピッチャーへと成長した。そして自らの手で開幕投手の座を手に入れた。

井上監督「彼はウチの押しも押されもせぬエースであることは間違いない」

エースと認めれば、開幕の座は自然と収まる。意気に感じた高橋宏投手はキャンプ中に責任感にあふれたコメントを残している。

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

高橋宏「残りの142試合を左右させるくらいのピッチングをしたい」

まさにエースの風格を感じさせる言動。高橋宏投手は若くして先発投手陣をけん引するリーダーとなったのだ。

憧れの“あの人”に追い付け追い越せ

開幕投手を告げられると、ある人に報告している。それは3年連続で自主トレを共にしている山本由伸投手(ロサンゼルス・ドジャース)。

実は山本投手が開幕投手に起用されたのは高橋宏投手と同じプロ5年目のシーズン。山本投手は開幕戦こそ敗れたものの、この年18勝を挙げ、最多勝を獲得。そのほか、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振のタイトルも取り、投手四冠に輝いた。その上沢村賞まで受賞するというこれ以上ない素晴らしい活躍を見せた。そして2年連続最下位に沈んでいたバファローズを優勝に導いた。ちなみに率いたのは前年まで二軍を指揮していた中島聡監督。エース山本を軸にチームはそこから三連覇と黄金時代を築いている。昨年まで二軍を率いた井上監督の下で、エース高橋宏投手が快投を見せる。ドラファンからすれば、バファローズとシンクロするシーンを見たいものだろう。高橋宏投手自身も異次元の数字と認めつつチームを優勝させるため、そして少しでも憧れのメジャーリーガーへ追いつくためにも、“山本超え”という高い目標を持って新しいシーズンへ挑む。彼もまた異次元のピッチングを繰り広げるならば、ドラゴンズの快進撃は実現可能となろう。彼が思い続ける“チームを動かす”という原動力になれるわけである。

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手(C)CBCテレビ

不名誉となる4年連続最下位なんて考えない。秋までたっぷり野球を楽しみたいドラファンのためにも右腕を思いっきり振り続ける覚悟だ。

いざ開幕!宏斗の渾身のピッチングがチーム逆襲の序章となる。

がんばれ高橋宏斗!
がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

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