開幕前から評価も期待値も爆上がり!井上竜逆襲のキーマン大本命カイル・マラーが新天地にドラゴンズを決めた理由

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
3月9日の放送回で共有したいトピックスは、新外国人カイル・マラー投手の特集。セ・リーグ最長身201センチを誇る超大型左腕の触れ込みで来日すると、一時は開幕投手候補に名前が挙がるほど春季キャンプからオープン戦にかけて日に日に評価を上げている。開幕前から期待値爆がりの助っ人は、なぜ新天地にドラゴンズを選んだのか―。井上竜逆襲のキーマン大本命と目されるマラー投手に迫った。
メジャーの開幕投手を経験も…。新天地を求めた思い

身長はセ・リーグで最も高い201センチを誇るマラー投手は、小笠原慎之介投手の抜けた先発陣の中で高橋宏斗投手(※「高」は「はしごだか」)に次ぐ二番手として期待を高めている。メジャーリーグ・アスレチックスに在籍していた2年前の2023年には開幕投手を務めた経験を持つ。
マラー投手:(開幕投手は)子どもの頃からの夢が叶った人生でも最高の瞬間でした。将来、孫が生まれても自慢したいと思います。
しかし、2024年の昨年はリリーフのみで21試合の登板(0勝1敗、防御率4.01)に終わった。このことについて多くを語らなかったが、忸怩たる思いを抱えていたことは想像に難くない。そんなマラーが2025年のシーズンで新天地に選んだのが“日本”。新たな環境で勝負をしたい27歳の左腕と先発投手陣の駒不足が深刻なドラゴンズ―。両者の思惑が一致した。
マラー投手:昨シーズンが終わった時、アメリカ以外でプレーするという選択肢があり日本は一番の候補でした。そんな時にドラゴンズからオファーをもらい本当に興奮しました。
ドラゴンズ入団の背景にあった元竜戦士の存在

新天地として“日本”を選択肢に入れていた中でドラゴンズを決め手とした背景にはドラゴンズに在籍していた助っ人の存在があった。井上一樹監督が新たな指揮官になったことが後押しとなっていたのだ。
マラー投手:去年ドラゴンズでプレーしていたディカーソンと話す機会があり、井上監督についてポジティブな話を聞きました。選手のことをよく見ていて、しっかりと向き合っている。あと、とても明るい性格だともね。実際に会っても本当に明るくて素晴らしい方だし、今もすごく良い時間を過ごせています。
新球スイーパー習得で三振増に自信

長身から投げ下ろすストレートと多彩な変化球を織り交ぜたピッチングで、2月18日のファイターズとの練習試合で3回・48球・被安打4・失点1。3月1日のベイスターズとのオープン戦では4回・51球・被安打2・無失点。不慣れな異国の地でも結果を残している。
マラー投手:ストレートには自信を持っています。高さがあるのはもちろんですが、球の伸びもあるのでバッターも近くに感じると思う。あと今年は新たにスイーパーを加えました。投球に幅が出来たので三振もどんどん取っていきたいです。
大塚コーチも太鼓判

ここまでのマラー投手は良いところばかりが取り上げられているのだが落とし穴は無いのか―。よぎる一抹の不安はマラー投手の真摯な性格が解決に導くと大塚晶文コーチが太鼓判を押す。
大塚コーチ:2月18日の北谷の練習試合で足の速いランナーが盗塁してきたり、クイックの時に少し球速が落ちていたので。日程の違いだったり調整の仕方だったり学ぶことはいっぱいある。でも彼は積極的に実践して「何でも言ってくれ」というスタイルなのでやりやすいですね。
救世主として自覚と自信
オープン戦で2度目の登板となった3月8日のファイターズ戦は5回・78球・被安打5・失点1。イニングも球数も増やしながら着実に結果を残している。開幕ローテーションを確実とする中で日増しに高まる存在感。マラー投手はドラゴンズの救世主となりうるか―。彼の口から確かな自信が語られた。
マラー投手:自分がチームを救う存在になりたいと思っています。チームも良い選手がそろっていますし、全員で優勝に向かっていきたいです。ガンバリマス!(※日本語)
マラー投手は開幕何戦目?吉見氏による開幕ローテーション予想

この日のスタジオ解説は侍ジャパン投手コーチの吉見一起さん。2025年の開幕ローテーションについて、ベイスターズとの開幕カードは「1戦目・高橋宏斗」、「2戦目・メヒア」、「3戦目・柳裕也」。開幕2カード目のジャイアンツ戦は「1戦目・マラー」、「2戦目・大野雄大」、「3戦目・仲地礼亜」と予想しました。その意図とは・・・
吉見氏:マラー投手を2カード目の1戦目にしたのは相当迷いました。本来なら29日(開幕カード2戦目)だと思うんですけど、僕の考えではカードの頭は絶対に取らなくちゃいけないと思うので、高橋宏とマラーは絶対的存在だと思うのでカードの頭にしました。あとは外国人枠があるのでカード2戦目にするとうまく回せないのかなと思ったので、メヒアを開幕2戦目にするとうまく回せるのかなと。柳投手や大野投手は経験があるので投げてもらわないといけないですし、仲地投手に関しては結果を残していますから是が非でもローテに入れてもらいたいと思っています。
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。大塚コーチが本当は隠したかったマラー投手の“秘密”に期待!!

今週のサンドラを観た感想・・・。大塚コーチがインタビューの最後に実に興味深いある“秘密”を明かしてくれました。それは・・・
大塚コーチ:彼ね・・・、まぁあんまり・・・。警戒されちゃうんだけど、バッティングも良いんで。ホームランも期待ですね(笑)
マラー投手自身も「バッティングは大好きです。ホームランも打てるように頑張ります!」とのコメントともに番組ではキャンプ中のバッティング練習でスタンドに放り込む映像が流れていました。ちなみにマラー投手は右打ち。左投げ右打ちでデッドボールは怖いのですが、たしかに201センチのマラー投手のバッティングには期待が高まります!2025年シーズン、マラー投手の登板日、そして投打の活躍に注目です!!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)