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なぜ?おなじみメルカトル図法の世界地図、西アフリカの国がご立腹!

なぜ?おなじみメルカトル図法の世界地図、西アフリカの国がご立腹!

世界地図にはいろいろな描き方がありますが、私たちがよく目にするのは小学校の時に習ったメルカトル図法による世界地図。このメルカトル図法で描かれた世界地図に対し、西アフリカのトーゴという国がこのタイプの世界地図の使用を止めるよう、国連に訴えているそうです。5月12日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、CBCイチの地図マニアである榊原悠介アナウンサーが、この騒動について解説しました。聞き手はパーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーです。

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自分の国が小さく見える!

トーゴはアフリカ大陸の西側にある国で、赤道にかなり近い場所にあります。

トーゴがメルカトル図法に対して怒っているのは、面積を正しく表していないという点。
アフリカ大陸が小さく表されてしまうため、逆に他の国が実際よりも大きく描かれてしまい、アフリカの過小評価につながっていると主張しています。

ではなぜ、メルカトル図法は面積にゆがみを生じさせてしまうのでしょうか?

実際に世界地図をスマホなどで検索して出してみると、わかりやすいと思います。
世界地図には縦横の線である緯線と経線が引かれていて、緯線と経線が直角で交わっているのがメルカトル図法の特徴です。

経線、いわゆる縦線は等間隔で引かれていますが、横の緯線は端に行くほど間隔が広くなっていることに気づきます。

本来は緯線も経線も同じ15度間隔で引かれているにもかかわらず、緯線の間隔は見た目がまちまちなのです。

オーストラリアよりも広い国?

これは本来、地球が球体で丸いことから緯線は輪っかのような形であり、真ん中となる赤道が一番長く、端へ行くほど短くなっていくはずです。

しかし、無理やり平面に広げることで緯線はどこも同じ長さになっているため、実際と異なる表現になっているのです。

そのため、メルカトル図法の世界地図では赤道に近い場所ほど小さく、遠くなるほど大きく表現されてしまうのです。

よく、グリーンランドはとんでもなく大きな国で、オーストラリア大陸よりも広いように見えるといわれますが、実際の面積は約216万平方km。

一方でオーストラリア大陸の面積は約769万平方kmで3倍以上にものぼっています。

新しい図法は定着するか?

では、トーゴはどのような世界地図を望んでいるのでしょうか。

提案しているのが「イコールアース図法」という、2018年に発表された新しいもので、全体の形はだ円の上下を平らにしたような形で、だ円形のモルワイデ図法に似ています。

イコールアース図法の世界地図を見てみると、確かにアフリカ大陸は大きく、北アメリカ大陸よりも大きく見えます。

つボイがネットで見た意見に「みかんの皮をむいてそのまま広げた形だと実物に近い」というものがありましたが、これをそのまま再現するとギザギザで隙間が空く図になってしまい、すごく見づらいものになってしまいます。

そのため工夫してさまざまな図法が生まれ、平面上で表現できるようにしているのですが、本当にきちんと広さを表現するには、やはり地球儀が一番のようです。
(岡本)

 

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