中日・201cmの新左腕マラー投手に『Good』の声!先発ローテの一角となるか!? 大塚コーチが英語で直接指導も!
中日ドラゴンズの沖縄キャンプ3日目、新加入の左腕カイル・マラー投手がキャンプ初のブルペン入りした。201センチの長身から角度のある球を投げ込むマラー投手、日本の環境にもスムーズに適応している様子を見せた。
大型左腕のマラー、初ブルペンで好感触
マラー投手はこの日、ブルペンで41球を投じた。「ユニフォームを着て捕手相手に投げて最高の環境のピッチングだった。41球、セットポジションもワインドアップも、変化球も全て試すことができた」とマラー投手は初ブルペンを振り返った。マウンドの違いについては「アメリカと日本と違いはそれほど気にならなかった」と語り、早くも日本の環境に適応している様子がうかがえた。
大塚コーチと個別練習
ブルペン後、マラー投手は大塚晶文巡回投手・育成コーチと屋内練習場で個別練習を行った。現役時代、メジャーリーグでプレーした経験のある大塚コーチは英語でコミュニケーションを取りながら、投球フォームの確認をした。大塚コーチは「クイックの時に体の開きが少し早かったので、どう修正したらいいかを確認した。(去年)12月にアメリカで1度会っていて、お互いやりたいことは共有している」と話す。
マラー投手が何度もフォームを確認するなかで、理想的な形のときには「Good」と声をかける大塚コーチ。通訳を介さずにコミュニケーションが取れる大塚コーチの存在は、マラー投手にとって心強いものとなっている。
最近覚えた日本語は「もういっちょ」
マラー投手は日本での生活にも徐々に慣れてきているようだ。「チームメートともコミュニケーションをたくさん取れていて、僕は英語を、みんなからは日本語を教えてもらっている」と語った。最近覚えた日本語として「こんばんは」「もういっちょ」「お先です」を挙げ、チームメートとの交流を楽しんでいる様子だった。
今後については「この一か月の目標は日本の練習に慣れること。ケガをしない体づくりをすること」と語る。井上一樹監督からは「自分のペースでやったらいい。他の日本人を追いかけようとしなくても大丈夫」と声をかけられたという。
先発ローテーションの一角として期待のかかるマラー投手。今後のキャンプでの調整と、開幕に向けての仕上がりに注目が集まる。