売りは新鮮なネタとエンタメ性!愛知発祥の回転寿司チェーン「魚魚丸」の魅力
愛知県を中心に現在27店舗を展開する回転寿司チェーン「魚魚丸(ととまる)」。今回は新鮮なネタと顧客を飽きさせないエンターテインメントが売りの同店の魅力をご紹介します。
回転寿司チェーン魚魚丸の前身「あいデリカ」
新鮮なネタを使用した美味しい寿司がリーズナブルに楽しめるということで愛される魚魚丸。しかし現在のような支持を得るまでにはさまざまな苦難がありました。魚魚丸の1号店は愛知県みよし市にあります。1999年オープンですが、それ以前は1986年開業の回転寿司レストラン「あいデリカ」として営業していました。
当時は大手寿司チェーンも低価格路線で勝負する中、あいデリカも低価格を維持するために仕込みや調理はすべてバックヤードで行い、レーンのスタッフは効率を考えて2~3人程度。ネタはすべて冷凍で、握りは機械任せ。お客さんとの会話もマニュアル通りでしかなく活気がなかったといいます。そのため、1999年のブランドリニューアルまで経営はかなり危機的な状況だったそうです。
低価格で新鮮さと特別感!そのための大胆な方向転換とは!?
この状況を危惧した新美文二会長(以下:新美さん)と当時のスタッフは、あいデリカの大型リニューアルに踏み切ります。その際に新美さんが目を付けたのが「出来たて感」。
まず、ネタは愛知の日比野市場や名北市場からその日に仕入れた魚介を中心に使用することにしました。また、魚の入った水槽を回転寿司レーンの中央に置き、注文に応じて魚を取り出してさばくようにしたり、バックヤードで行っていた調理作業や寿司ができる過程をお客さんに見えるようにすれば、好奇心を刺激し非日常的な体験ができる店になると新美さんは考えたそう。これが新美さんの言う「出来たて感」の正体です。
お客さんとの接点を増やし愛される回転寿司店に
ネタの品質や出来たて感の演出だけではなく、レーンに立つスタッフの数を2~3人からおよそ3倍に増員。ただ寿司を作りレーンにのせるような作業を行うのではなく、お客さんとのコミュニケーションも積極的に取れるようにしました。
その一環として、新しい店名もお客さんから募集。結果、店名は「新鮮な魚がクルクル回るから」という理由で応募された「魚魚丸」に決定。ただ安い寿司を食べる場所ではなく、安くて美味しい寿司をさらに楽しく食べられる場所として、あいデリカは魚魚丸へリニューアルし新たなスタートを切ったのです。
日本一のエンターテインメント回転寿司店を目指す
魚魚丸の魅力を語る上で忘れてならないのは、なんといっても数々のパフォーマンス。「マグロの解体ショー」をはじめ、束ねたわらに火をつけ、カツオの表面をあぶる「わら焼きショー」、また過去には制限時間内にホタテを釣ると、釣ったばかりのホタテの寿司が無料で食べられる「ホタテ釣りチャレンジ」も開催されたことがあるそうです。
100円回転寿司チェーン店などと差別化をはかるために、こだわりのネタや出来たて感、接客からエンターテインメント性に至るまで、たくさんの試行錯誤と工夫が魚魚丸の人気の秘訣なんですね。
店舗名
魚魚丸 三好店
住所
みよし市三好町上253
営業時間
11:00〜21:00
定休日
なし
電話番号
0561-34-5277
ライター名
じゅりな
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