息を飲むような絶景や、写真映えするグルメなど、東海エリアには「いいね」がもらえる写真スポットが目白押し！そんなSNSでバズるスポットを「写真」だけを頼りに探し出すのが、「いいね写真ハンター」です。CBCアナウンサー松本道弥（以下、松本アナ）が、５時間の移動の末探し出した「村役場のイルミ」とは。

キーワードは「村役場」！東海三県の村を聞き込み

今回、探し出す写真は「#村役場のイルミネーション」というハッシュタグと、個性的なイルミネーション。写真を手掛かりにこの場所を見つけ出し、同じ写真を撮影するのがミッションです。

写真のスポットを知っている人がいないか、名古屋市中区の繁華街・大須で1時間聞き込みをしますが、知っている人に出会えません。そこで、村役場というキーワードを元に、
東海地方の村を知らないか聞き込みする作戦に変更。

まず出てきたのは、茶臼山高原などで観光地として人気の愛知県豊根村でした。さらに、テーマパークの明治村を挙げる人も。豊根村と明治村、2つの村しか出てこない中、運命的な出会いがありました。

（少年）
「（Ｑこの写真の場所を見たことはある？）ないですね。（Ｑ村はわかる？）飛島村、豊根村、東白川村、白川村。地理が好き」

地理好きな少年から、４つの村を教えてもらいました。実は愛知県・岐阜県・三重県の東海三県には、村が４つしかないのです。

名古屋から2時間半！豊根村に向かうとそこには…

松本アナは確証がないものの、可能性が高い「村」に行ってみることに。大須で聞き込みした際に多く挙がった豊根村を選択し、名古屋市から約２時間30分かけて向かいました。村役場に到着し、周囲を捜索するもイルミネーションらしきものは見つかりません。本当に豊根村にはないのか、村役場で聞き込みします。

（豊根村役場の職員さん）
「（Qこのイルミネーションは豊根村の村役場にありますか？）ありませんね。こんな飾り、つけたことない。（Q他の村のイルミネーション知っている？）聞いたことない。見たこともない」

豊根村にはイルミネーションはないどころか、ヒントすらも得られませんでした。諦めかけたその時、念のため友好自治体の愛知県飛島村にイルミネーションがないか、地域振興課の職員さんに聞いてもらうと、飛島村にある可能性が急浮上！

（豊根村役場の職員さん）
「（Q飛島村役場で間違いない？）そうですね、はい。豊根村で切った竹をイルミネーションに使っている」

2つの村は友好関係にあるということで、飛島村のイルミネーションには一部、豊根村の竹を提供しているそうです。寄り道はしましたが、豊根村からさらに2時間30分かけて飛島村へ向かいます。

職人さんが竹を一本一本加工！観光客も訪れる人気イルミネーション

聞き込み開始から約10時間！その内の約５時間が移動でしたがやっとの思いで、飛島村役場のイルミネーションに到着！職人さんが竹を一本一本丁寧に加工し、素敵な明かりを生み出しています。飛島村役場の職員さんも竹細工を手伝っているそうです。

イルミネーションは12月24日で終了していますが、無料で見られるということもありSNSでバズり、観光客も多く訪れたそうです。個性的なイルミネーションを始めた理由を、飛島村村長に尋ねました。

（飛島村長・加藤光彦さん）
「（イルミネーションを始めて）4年目。最初の2年は洋風のイルミネーション、村の景色と合わせるため竹を使ったイルミネーションに」

イルミネーションを楽しんだところで、この写真と、同じ写真を撮影します！協力してくれたのは、遊びに来ていた飛島村在住のママ友３人組です。見事、写真の再現に成功しました！

イルミネーションというと、繁華街やテーマパークなどがパッと思い浮かびますが、案外身近な場所にも素敵なスポットがあるかもしれません。ぜひ、身近なイルミネーションスポットを探してみてはいかがでしょうか。

CBCテレビ「チャント！」12月22日放送より