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「お父さん早く出て!」男性がトイレにこもるのには理由があった!?トイレ研究家が語るその理由とは?

「お父さん早く出て!」男性がトイレにこもるのには理由があった!?トイレ研究家が語るその理由とは?
CBCテレビ:画像『チャント!』

日々の生活の中で、気になるギモンが湧いてくることがあります。そんなギモンを解決するのが、「暮らしのギモンちょいと解決しましょう課」です。中山真希調査員(以下、中山調査員)が今回調べたのは、朝の慌ただしい時間にされると困るトイレ事情。「うちも!」という家庭も多そうなこの問題を調査しました。

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【動画】男性がトイレにこもるのには理由があった!?トイレ研究家が語るその理由がこちら【6分28秒~】

「早く出て!」家庭で繰り広げられるトイレ戦争の原因は男性にあり?

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今回のギモンは、愛知県内に住む40代主婦・ひろさんから寄せられた「男性はなぜ、トイレが長いの?」です。実際にひろさんに、ご主人のトイレ時間を計ってもらうと…13分51秒!さらに、長い時はなんと26分48秒も入っていたこともあるといいます。

(ひろさん)
「おなかが弱いのもある。(トイレを)流す音がするから、出るかなと思ってこっちも期待するけど、出てこない。早く出てきて」

義妹も同じように悩んでいたため、家を新築した際にトイレを2つ作ったとか。そこで、中山調査員が街で身近な男性のトイレ事情を聞き込みすることにしました。

(女性)
「(Q身近な男性でトイレ長い人いないですか?)弟。10分は入ってそう」

他にも、父親が朝15分くらいトイレに入っていてイライラする、彼氏が長い時は30分も入っているという意見もありました。では、男性陣の言い分はどうでしょうか。

(男性)
「携帯触っちゃうとどうしても…。家事やらなくていいので…」

他にも、お腹が弱いから長くなる、という男性もいました。

男性より女性の方がトイレ時間は長い?女性に便秘が多い理由

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男性は胃腸が弱いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。名古屋市千種区の末盛内科クリニック院長、伊藤智康先生に尋ねました。

(末盛内科クリニック・伊藤智康院長)
「(Q男性は胃腸が弱い?)データとして、男女で機能が強い弱いというのは、特には言われていない。一概には男性の方が弱いという訳ではない」

トイレが長くかかるのは、むしろ女性の方ではないかといいます。

(末盛内科クリニック・伊藤智康院長)
「女性の方が便秘になることが多い。女性の場合は出産のため、骨盤の横幅が広くなっているので、腸が下に落ちやすくなっている」

腸が落ちるというのは、腸管の一部が下がっている状態。腸が曲がってしまい、便を押し出す力がかかりにくくて、便秘になりやすくなります。また、男性に比べ女性は腹筋が弱いため、いきむ力も弱く、トイレに時間がかかることがあるんだとか。ちなみに、男性も70歳以上になると、腸の働きが弱まるのでトイレが長くなる人もいるそうです。

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そこで、腸の動きを活性化させる「ねじり体操」を教えてもらいました。500mlのペットボトル2本を用意し、肩幅に両足を広げて立ち、両手を使って体を左右に15往復ねじればOK。トイレ時間が長いと痔になるリスクが高まるため、できるだけ短い方がいいようです。

トイレ=絶対安全地帯!?家族で譲り合って使うアイデア

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身体的な面では短い方がいいトイレですが、心理面では、短ければいいということでもないようです。オフィストイレの意識調査では、トイレで気分を切り替えたいと感じる人は約半分。特に20代・30代では、約7割もいました。また、ブースの中で携帯電話・スマホ・タブレットを使用したことのある人は、約4割。トイレは、気分転換できる場所として重要と言えます。

では、家庭でのお父さんはどうでしょうか。トイレ事情に詳しい、日本トイレ研究所代表理事の加藤篤さんに尋ねました。

(NPO法人 日本トイレ研究所・加藤篤代表理事)
「昔から新聞を読んだり、雑誌を読んだりする空間に使っている人はいるので、本当に1人きりになれる。カギがかかっているので、絶対に外から急に入ってきたりはしないので、絶対安全地帯みたいな」

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男性はトイレという名の「絶対安全地帯」にこもっているというのです。本当の今の自分と向き合える空間という意味で、“心の排泄”という視点からもとても大事な場所のようです。

そうは言っても、トイレの独り占めは家族にとっては厄介な問題です。できるだけ、トイレ時間を短くする工夫については、お父さん専用の1人用室内テントなどを設置するといいかもしません。また、トイレに入ると同時に好きな曲を流し、2曲流し終わったらトイレを出る、などルール化することでトイレの時間が短縮されるのではと提案しました。トイレを効率よく、そして心地よく家族でシェアすることが大切です。

(NPO法人 日本トイレ研究所・加藤篤代表理事)
「全員がきれいに使ってこそ、うまくいく。トイレに愛を持って接するべき」

トイレを通して“家族”を思いやり、話すことも重要。一人になれる場所を求める人が多い今、そんな気持ちを分かりやすく表せる場所がトイレです。怒るのではなく、前向きな会話ができるといいのかもしれません。

今回の報告、「トイレが長いのには理由がある!家族でトイレの過ごし方を話し合うことが大切」でした。

CBCテレビ「チャント!」10月6日放送より

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