「#和傘ジェニック」な神社を探せ!9時間かけて探し出した超映えスポットとは
息を飲むような絶景や、写真映えするおいしそうなグルメなど、東海エリアには、「いいね」を押したくなる映える写真スポットがたくさんあります。SNSでバズるスポットを、「写真」だけを頼りに探し出すのが「いいね!写真ハンター」です。
CBCアナウンサーの松本道弥アナウンサー(以下、松本アナ)が、街の人たちに聞き込みをして写真スポットを探しました。
「和傘」といえば岐阜?高を括って岐阜市へ移動
今回、探し出すスポットはカラフルな和傘がずらっと並んだ、フォトジェニックな神社!投稿には、「#和傘ジェニック」というハッシュタグが付いています。このスポットを写真だけを頼りに探し出し、同じ写真を撮影するのが今回のミッション。すると、何やら余裕の表情を見せる松本アナ。その理由は…。
(松本アナ)
「和傘は岐阜が多い」
岐阜県岐阜市には、国の伝統工芸品にも指定された、江戸時代から生産される伝統的な和傘「岐阜和傘」があります。松本アナは、この場所が岐阜だという確証を得るために、名古屋市中区栄の繁華街で聞き込み調査をしますが、開始1時間が経っても何も情報が出てきません。
しかしその後、松本アナの岐阜予想を裏付ける証言が!
(女性)
「(写真は)見たことない。岐阜の方ですか?岐阜に和傘が有名なとこがある」
松本アナと同じ、岐阜予想でした。他にも立て続けに「和傘は岐阜」という話が相次ぎ、自信をつけた松本アナは、岐阜和傘の生産地の岐阜市へ移動することに。果たしてこの選択は、吉と出るのでしょうか。
「岐阜和傘じゃない!」土産用和傘だと判明し調査は振出しに
岐阜市に着いた松本アナが街を歩いていると、和傘を持つ女性の集団を発見。着物つながりで、この場所も知っているのではと期待が高まります。
(女性たち)
「(この場所で写真撮る?)違います。(見たことあります?)ない」
情報は出てきませんでした。しかし、聞き込みを続けていると地元の人から大ヒントが!
(男性たち)
「川原町ってとこ。川原町に提灯とか和傘を打っているお店(がある)」
以前、松本アナは川原町の和傘店「和傘CASA」を取材しており、岐阜和傘の生産・販売をしているこのお店の店員さんなら、場所がわかるのではないかと訪ねました。
(和傘CASA・店員さん)
「(写真を)初めて見ました」
さらに、松本アナに追い打ちをかける衝撃の事実が判明します。
写真をよく見てみると、映っているのは「岐阜和傘」ではなく、「土産用の和傘」だったのです。岐阜和傘と土産用の和傘は、傘の骨の太さや本数が違っており、土産用和傘は、全国どこでも購入が可能。写真のスポットでは、土産用の和傘を使用しているため、岐阜市ではない可能性が高くなり、調査は振出しに戻ってしまいました。
“映え神社”繋がりで聞き込み!神社の場所はまさかの…。
「和傘CASA」を後にした松本アナは、写真のもう一つのヒント「神社」に注目します。映える神社繋がりで知っているのでは?と考え、金色の鳥居があることで有名な、同じ岐阜市内にある、「金(こがね)神社」で聞き込みをします。
(金神社・職員たち)
「知っていますよ。名古屋市にある別小江神社。御朱印で有名な神社」
9時間に及ぶ聞き込みの末、ようやく辿り着くことができました。名古屋市北区にある別小江(わけおえ)神社は、安産にご利益があるといわれる神社です。季節限定デザインが人気の御朱印や、和傘の装飾が映えると人気ですが、一体なぜ和傘を飾っているのでしょうか。
(別小江神社禰宜・岡崎慧さん)
「和傘は古来では魔よけに使用され、傘の末広がりで縁起がいい」
約5年前に和傘の装飾を始めてから、全国から参拝者が殺到!海外から参拝に来る方もいるそうです。装飾自体も月替りでデザインが変更されるため、何度も訪れる方が多いのだとか。
この写真と同じ写真を撮影するためのモデルとして、名古屋市内から来ていた親子に協力してもらうことに。神社では、和傘のレンタルも行っており、見事写真の再現に成功しました。
こちらの神社は、他にも映えスポットがたくさんあるので、行ってみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」6月23日放送より