バズった「織田ちん」に「あゆピー」!?地元の人が推す岐阜市の穴場を調査してみた
町のシンボルである「金華山」や、織田信長の居城だった「岐阜城」など、数多くの観光スポットが存在する岐阜県岐阜市。この地域は、古くから清流として知られる長良川の恵みを受けてきました。毎年5月11日から始まる「長良川鵜飼い」や名物の鮎料理などで知られていますが、地元の人だからこそ知る、とっておきの穴場はあるのでしょうか。
知られざる地元の魅力を、CBC松本道弥アナウンサー(以下、松本アナ)が大調査しました。
珍グッズ「織田ちん」!くすっと笑えるポチ袋を描くイラストレーター
とっておきの穴場を求め、松本アナがやって来たのは鵜飼の観覧船乗り場がある岐阜市川原町。かつて川港として栄えたこの町は、今も当時の歴史情緒ある街並みが残る観光スポットです。旅のルールは地元の人に写真を見せてもらい、地元ならではの穴場を探すこと。
(和傘CASA・女性店員)
「人とかでも大丈夫?イラストレーターがいる。去年、信長まつりで木村拓哉さんが来たときに、この『織田ちん』の写真をSNSにあげて大ブームに」
木村拓哉さんが「織田ちん」のぽち袋をSNSで紹介すると大バズり!大ヒット商品になりました。そのイラストを描いた石田意志雄オさんは、奥さんがやっているアパレルショップで、時々店番をしていると聞き、さっそくその店を訪ねました。
奥さんが営むアパレルショップの一角には石田さんの作品コーナーもあり、SNSでバズった「織田ちん」のぽち袋などが置かれています。
(イラストレーター・石田意志雄さん)
「(どうゆうタイミングで思いついた?)岐阜らしく織田信長?織田…おだ…おだちんあげる…お駄賃…織田ちん!?」
他にも、「明智貢いで(明智光秀)」や「ありが道三(斎藤道三)」など、くすっと笑えるぽち袋が。石田さんは独特のタッチのイラストと、ユニークなコピーのセンスでポエムや漫画も描くマルチクリエイター。「織田ちん」ヒットのおかげで、木村拓哉さんとネット番組で共演したり、企業からのオファーが来たりと一躍有名になりました。
リピーター続出の「あゆピー」は入荷6か月半待ち!?
地元を愛する石田意志雄さんに、岐阜市のとっておき写真がないか聞きました。
(イラストレーター・石田意志雄さん)
「あゆピーっていうのがある。あゆの形をした柿の種とピーナッツ」
入荷3か月待ちだという、人気のお菓子「あゆピー」。ぜひとも味わってみたいと松本アナが訪ねたのは、「山本佐太郎商店」です。代表の山本慎一郎さんに、「あゆピー」について伺いました。
(山本佐太郎商店 代表・山本慎一郎さん)
「あゆピーは今、6か月半待ち。(今は全く無い状態?)ある!店には用意してある」
わざわざ来てくれる人のために、この販売所には在庫を確保しているそうです。形は確かに細長く、鮎そっくりです。食べてみると、表面のカリカリ感がしっかりしており、噛みしめるほどおいしさが広がります。
(山本佐太郎商店 代表・山本慎一郎さん)
「甘じょっぱくてクセになる」
一度食べたら止まらないクセになる味で、リピーターが続出しているんです。
「山本佐太郎商店」の本業は、油問屋。本業の調味料を生かし、5年ほど前に和菓子職人と「あゆピー」を開発しました。すべて手作りで生産量は多くないものの、そのかわいさとおいしさが相まって、全国的な人気を博しています。
作り方が豪快!120種類の茶葉がそろう紅茶専門店の「ティーソーダ」
続いて、食にこだわる「山本佐太郎商店」の山本さんが教えてくれたのは、紅茶店でした。
(山本佐太郎商店 代表・山本慎一郎さん)
「紅茶屋さんがある。フレーバーティーが100種類。ティーソーダがおすすめです」
ワイングラスに入った、おしゃれな見た目のティーソーダ。実はこちら、驚きの作り方をされていると聞き、紅茶専門店「annon tea house」へ。120種類の茶葉は全て、スリランカ産の厳選品。高級茶葉から珍しい茶葉までを取りそろえ、初めての人にはオススメを教えてくれます。
松本アナは、気になっていたティーソーダを注文。茶葉は店長オススメのアールグレイをチョイスします。まず、濃いめのホットティーを入れたら、ここからが本番。氷を入れた2つのグラスへ交互に紅茶を移します。激しく振ることで空気が隅まで行き渡り、紅茶のフレーバーがより引き立つそう。最後に炭酸水を入れたら、完成です。さっそく飲んでみると…
フルーティーな甘さが広がりつつも刺激もある、不思議な味。
(annon tea house代表・西願将也さん)
「味変でミルクを入れて、ミルクティーソーダ」
無料のミルクで、アレンジも楽しめます。こちらの紅茶店では、1杯目を自由に選び、その後最大5杯の紅茶をオススメしてくれる、ちょっと変わったセットのコースも提供。
(annon tea house代表・西願将也さん)
「100種類あるので、いろんな紅茶を知ってもらいたい。いろんな楽しみ方がある」
地元のとっておきを満喫した松本アナでした。
CBCテレビ「チャント!」5月12日放送より